ロールスロイス ゴースト 次期型に世界初の技術、「マジックカーペット」な乗り心地とハンドリング性能を両立[動画]

ロールスロイス・ゴースト 次期型の新技術のイメージ
ロールスロイス・ゴースト 次期型の新技術のイメージ全 4 枚

ロールスロイスモーターカーズ(以下、ロールスロイス)は8月11日、今秋初公開する予定の次期『ゴースト』(Rolls-Royce Ghost)に、世界初のサスペンション技術を備えた「Planar」シャシーシステムを搭載すると発表した。

ゴーストは2009年4月、上海モーターショー2009でワールドプレミアされた。ゴーストは、『ファントム』よりもひと回り小さいボディを持つロールスロイスの新シリーズとして誕生した。ボディサイズは全長5400×全幅1950×全高1550mm、ホイールベース3295mm。6.6リットルV型12気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。

2011年には、ロングホイールベースバージョンを追加した。2014年春のジュネーブモーターショー2014では、初の大幅改良を受けて「シリーズ2」に進化した。ロールスロイスによると、ゴーストはモダンクラシックとしての地位を確立しており、ロールスロイスの116年の歴史において、最も成功したモデルになったという。

ロールスロイスは次期ゴーストに、世界初のサスペンション技術を備えた高度なPlanarシャシーシステムを搭載する。ロールスロイスならではの「マジックカーペット」と称される乗り心地と、ダイナミックなハンドリング性能を両立させるためのテクノロジーとなる。

Planarと呼ばれるシャシーシステムは、3つの技術で構成される。ひとつ目は、アッパーウィッシュボーンのダンパーユニットで、フロントサスペンションアセンブリの上部に取り付けられ、優れた乗り心地を追求する。開発には3年間を要し、ロールスロイスによると、世界初の技術になるという。

2つ目は「Flagbearer」システムで、カメラを使用して前方の路面状況を読み取り、サスペンションシステムが路面の変化にあらかじめ備える。 3つ目は「サテライトエイデッドトランスミッション」。これは、GPSデータを使用して、前方のコーナーに最適なギアをあらかじめ選択する。ロールスロイスは、 Planarシステムにより、次期ゴーストは最も要求の厳しい路面にも予測して対応できる、としている。

《森脇稔》

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