BMW のスーパースポーツバイク『S1000RR』にMパフォーマンスパーツ…カーボン製ホイール設定

カーボン製ホイールは標準のアルミホイールよりも1.7kg軽量

最大出力207psを発生する999ccの並列4気筒エンジン

ウィリー機能が装備された「ダイナミック・トラクション・コントロール」

BMW S 1000 RR 向け「Mパフォーマンスパーツ」のカーボンファイバー製ホイール
BMW S 1000 RR 向け「Mパフォーマンスパーツ」のカーボンファイバー製ホイール全 20 枚

BMWの二輪部門のBMWモトラッド(BMW Motorrad)は8月19日、スーパースポーツバイクのBMW 『S1000RR』に、「Mパフォーマンスパーツ」のカーボンファイバー製ホイールを設定すると発表した。

【写真】BMW S1000RR(全20枚)

カーボン製ホイールは標準のアルミホイールよりも1.7kg軽量

Mパフォーマンスパーツは、BMWの純正用品の新シリーズだ。BMWの子会社で『M3セダン』や『M4クーペ』などの開発・生産を手がけるBMW M社が、BMW主力車のスポーツ性能を引き上げる目的で用意したアイテム群を指す。二輪のBMWモトラッドにも、このMパフォーマンスパーツが拡大展開されている。

BMW S1000RR向けMパフォーマンスパーツのカーボンファイバー製ホイールは、高圧オートクレーブと呼ばれる高圧炉を使用して、非常に複雑なプロセスにより製造される。重量が軽いということは、回転質量が少ないことを意味し、加速性能とブレーキ性能が向上するだけでなく、車両の扱いが容易になるという。カーボンファイバーの表面は、光沢クリアラッカーでコーティングされており、深みのあるブラックが人目を引く。

S1000RR向けのM パフォーマンスパーツのカーボンファイバー製ホイールは、標準のアルミホイールよりも1.7kg軽量だ。ホイールセットには、厚さを標準の4.5mmから0.5mm増しの5mmとしたブレーキディスク、センサーリング、ホイールベアリング、タイヤ空気圧制御バルブなどのパーツが含まれている。

最大出力207psを発生する999ccの並列4気筒エンジン

BMW S1000RRは、従来型比で4kg軽量化された新開発の999cc並列4気筒ガソリンエンジンを搭載する。この新開発エンジンは、BMWシフトカムテクノロジーを採用し、燃焼室内に空気を送り込む吸気バルブの開閉タイミングと開閉量を可変制御することで、燃焼効率の向上と、低・中回転域での出力をアップさせた。

最大出力は207ps/13500rpm、最大トルクは11.5kgm/11000rpmを発揮する。排気量は従来型と同一ながら、最大出力は8psアップした。また、5500~14500rpmのエンジン回転域において、10.2kgm以上のトルクを発生し続ける特性を備える。

さらに、吸気と排気機構の配置を最適化させ、1.3kg軽量化された新しいプリマフラー付き新型エグゾーストシステムを装備することで、コントロール性の向上と、高い発進加速性を追求した。全体では最大で14.5kgの軽量化により、フルタンク時の車重を197kgに抑えている。

ウィリー機能が装備された「ダイナミック・トラクション・コントロール」

さまざまな走行条件に適応させるため、4つの走行モードとして、「Rain」、「Road」、「Dynamic」、「Race」を標準装備する。バンクさせたままブレーキをかける際の安全性を向上させる「ABS Pro」、トラクションコントロールや、ウィリー機能が装備された「ダイナミック・トラクション・コントロール(DTC)」など、さまざまな制御機能を備えている。「シフトアシストPro」も標準装備されており、クラッチを操作することなく、素早いシフトアップとシフトダウンが可能だ。

フレームには、従来型と比較して、約1kg(11.5%)の軽量化を達成した新しいアルミ製メインフレームを採用し、ボディの各部分で発生する過重移動が、最短距離で行われるように設計されている。燃料タンクとシート周辺のトリムパーツがより細くなり、非常にスリムな形状となったため、サポート性とグリップ性が向上した。さらに、新開発のサスペンションにより、走行正確性とハンドリング性が向上している。

とくに、リアサスペンションに新たに採用された「フルフロータープロ」は、走行面に対してほぼ直角に設計され、上下方向からの過重を効率よく制御する機構を備える。さまざまな走行状態において、より柔軟で優れたハンドリングとコントロール性を実現した、としている。

《森脇稔》

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