日産自動車と愛媛県松山市、愛媛日産自動車、日産プリンス愛媛販売の4者は8月25日、「電気自動車(EV)を活用した持続的なまちづくりに関する連携協定」を締結した。
今回の協定は、松山市がEVの普及を通じて、温室効果ガスの削減や地域課題解決に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等にて、愛媛日産自動車および日産プリンス愛媛販売より貸与されるEV、日産『リーフ』を電力源として活用することで、効果的に被災者支援を行い、市民の安全確保に努めるというもの。
日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表。全国の自治体や企業と協力して、EV普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。また、ブルー・スイッチ活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献している。
一方、松山市はSDGs未来都市として持続可能な社会の実現を目指し、「松山市SDGs推進協議会」を設置し、官民連携で環境や防災など地域の複数課題の解決に取り組んでいる。また、環境モデル都市として「ゼロカーボンシティまつやま~誰もが安心して住み続けられるスマート シティ~」を基本理念に、2050年までに温室効果ガス排出実質ゼロの社会を目指している。
松山市と日産自動車、SDGs達成に向けた「電気自動車を活用した持続可能なまちづくりに関する連携協定」を締結今回、日産自動車が推進するブルー・スイッチ活動、松山市が推進する「ゼロカーボンシティまつやま」など持続可能な社会の実現を目指す活動と、互いの取り組みに賛同し、協定の締結を行う運びとなった。日産自動車が、締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で53件目。また、EVを活用したエネルギーマネジメントや観光などを含む、ブルー・スイッチ活動としては77件目の取り組みとなる。