ロールスロイス ゴースト 次期型、9月1日デビューが決定…ダッシュボードに星が輝く

新装備のひとつ「イルミネーテッド・フェイシア」

車内に星空が広がる「スターライト・ヘッドライニング」に着想

152個のLEDによって発光

ロールスロイス・ゴースト 次期型の「イルミネーテッド・フェイシア」
ロールスロイス・ゴースト 次期型の「イルミネーテッド・フェイシア」全 7 枚

ロールスロイスモーターカーズ(以下、ロールスロイス)は8月25日、次期『ゴースト』(Rolls-Royce Ghost)を9月1日、デジタルワールドプレミアすると発表した。

ゴーストは2009年4月、上海モーターショー2009で発表された。ゴーストは、『ファントム』よりもひと回り小さいボディを持つロールスロイスの新シリーズだ。ボディサイズは全長5400×全幅1950×全高1550mm、ホイールベース3295mm。6.6リットルV型12気筒ガソリンターボエンジンを搭載していた。ロールスロイスは、このゴーストの次期型を9月1日、初公開する予定だ。

新装備のひとつ「イルミネーテッド・フェイシア」

次期ゴーストに採用される新しい装備のひとつが、「イルミネーテッド・フェイシア」だ。これは、ロールスロイスの英国グッドウッド本社のデザイナー、エンジニア、職人によって開発された最新のビスポークイノベーションになるという。

イルミネーテッド・フェイシアは、2年間、延べ1万時間以上をかけて開発された。次期ゴーストのダッシュボードに、850を超える星とゴーストのネームプレートが輝くように設計されている。

車内に星空が広がる「スターライト・ヘッドライニング」に着想

イルミネーテッド・フェイシアは、次期ゴーストの助手席側ダッシュボードに配置されている。エンジンを始動すると、助手席側ダッシュボードに星座とゴーストの文字が表れる。この世界初のビスポーク装備は、「スターライト・ヘッドライニング」に着想を得たものだ。スターライト・ヘッドライニングは、数百ものファイバー光により、車内に満天の星空と幻想的な雰囲気を醸し出す装備となる。

スターライト・ヘッドライニングは、ルーフのコンパートメントのコントローラーで調光でき、読書灯としても使うことができる。ロールスロイスによると、スターライト・ヘッドライニングは、フロントフードの「スピリットオブエクスタシー」、パンテオングリル、「ダブルR」モノグラムと同様、ロールスロイスを象徴するアイテムのひとつになっているという。

152個のLEDによって発光

イルミネーテッド・フェイシアは、ゴーストの顧客からもたらされたフィードバックに対する回答だ。次期ゴーストでは、ポストゴージャスなデザインの方向性を追求するという方針に従って開発された。この方針のもとで、ロールスロイスのビスポーク部門は、イルミネーテッド・フェイシアに単なる画面技術を使用しないことを決めた。その代わりに、非常に複雑で本物の革新的ラグジュアリーを生み出すことに取り組んだという。

イルミネーテッド・フェイシアは、152個のLEDによって発光する。ゴーストの文字が均等に照らされるようにするために、9万を超えるレーザーエッチングドットを備えた厚さ2mmのライトガイドが使用された。これにより、光を均一に分散するだけでなく、キラキラと光る効果を生み出し、スターライト・ヘッドライニングの繊細なきらめきと調和するという。

イルミネーテッド・フェイシアは、3層の複合素材によって可能になった。ひとつはピアノブラックの基板で、レーザーエッチングして黒色を取り除き、ゴーストの文字と星座を通して光を当てる。これに、暗い色合いのラッカーを重ねて、文字を隠す。イルミネーテッド・フェイシアは着色されたラッカー層でシールされた後、手作業で磨かれて完成する。これにより、完全に均一な厚さ0.5mmの高光沢仕上げを実現した、としている。

《森脇稔》

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