レンジローバー イヴォーク に初のPHV、EVモードは最大66km…受注を欧州で開始

PHVシステム全体で309psのパワー

電動化に対応する新設計のアーキテクチャ

ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター

ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク のPHV
ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク のPHV全 16 枚

ランドローバーは8月26日、『レンジローバーイヴォーク』(Land Rover Range Rover Evoque)初のプラグインハイブリッド車(PHV)の受注を欧州で開始した、と発表した。

【写真】ランドローバー・レンジローバー・イヴォーク のPHV(全16枚)

PHVシステム全体で309psのパワー

レンジローバーイヴォーク初のPHVが、「P300e PHEV」グレードだ。PHVシステムのエンジンは、1.5リットル直列3気筒ガソリン「インジニウム」ユニットが、最大出力200psを発生し、前輪を駆動する。最大出力109psの電気モーターは、リアアクスルに組み込まれ、後輪を駆動する。PHVシステム全体では309psのパワーと55.1kgmのトルクを獲得し、0~100km/h加速6.4秒の性能を発揮する。

後席の下には、蓄電容量15kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。バッテリーは84個のセルで構成されており、各12個の50Ahモジュール7個に分けられている。EVモードでは、最大66kmをゼロエミッション走行することが可能だ。この効果もあって、燃費71.4km/リットル、CO2排出量32g/km(WLTP計測モード)の優れた環境性能を可能にしている。

電動化に対応する新設計のアーキテクチャ

新型レンジローバーイヴォークは、電動化に対応する新設計のPTA(プレミアム・トランスバース・アーキテクチャ)を採用した。PHVシステムのハードウェアは、室内スペースを犠牲にすることなく、床下にレイアウトされる。現行型は、ホイールベースを従来型比で20mm延長した。これにより、リアシートのレッグルームやトランクルームが広がった。タブレット型端末やバッグ、ペットボトルなどを収納する充分なスペースも確保している。3分割で倒せるリアシートを倒すと、トランク容量は最大1383リットルにまで拡大する。

コネクティビティも充実させた。離れた場所から車の情報を確認・操作できる「リモート」を標準装備し、スマートフォンのアプリを車両のタッチスクリーンから操作できる「InControlアプリ」、最大8つのデバイスに接続可能な4Gの「Wi-Fiホットスポット」、高画質の2D/3Dマップを表示して快適な移動をアシストする「ナビゲーションプロ」のほか、グーグルの「Android Auto」やAppleの 「CarPlay」にも対応している。

InControlアプリを利用すると、自宅や外出先から車両の充電状態を確認したり、充電タイマーを設定してオフピークの電力料金で充電したりすることができる。また、走行前に、室内の空調の温度を最適に調整しておくこともできる。

ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター

レンジローバーイヴォークのPHVのドライバーは、3種類の運転モードから選択できる。HYBRIDモード、EVモード、SAVEモードが用意されている。

HYBRIDモードは、通常の運転モードだ。電気モーターとガソリンエンジンのパワーを、走行条件とバッテリーの残量に応じて、最適に調整する。ナビゲーションシステムに目的地を入力すると、予測エネルギー最適化機能により、最適な走行ルートを提示してくれる。

EVモードは、バッテリーに蓄えられた電力を使用して、電気モーターだけで車両を走行させる。静かなゼロエミッション走行を可能にする。 SAVEモードは、エンジン主体で走行し、バッテリーの充電状態を選択したレベルに維持する。

「ベルト・インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(BISG)」を搭載する。一定の速度を下回るとエンジンを停止させて、減速エネルギーを蓄電し、そのエネルギーを動力として活用する。

新開発のブレーキバイワイヤシステムは、回生ブレーキと通常のブレーキを連携させて、正確なペダルフィールを実現する。このシステムでは、回生ブレーキによって最大0.2gの減速を可能にした。車両の減速エネルギーを使用してバッテリーを充電することにより、エネルギー効率を最大化している。

《森脇稔》

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