外出がままならないからこそ:これがバカンス大国のユーティリティだ…シトロエン ベルランゴ

ベルランゴのユーティリティ利用の提案
ベルランゴのユーティリティ利用の提案全 28 枚

シトロエンが27日に『ベルランゴ』のカタログモデルの先行予約を開始した。新世代ベルランゴはモデル導入記念特別仕様が昨2019年に日本デビューを果たしているが、今回発表されたモデルは、ブラックのドアミラーとセンターコンソールが装備されたものだ。使い勝手に大きな違いはないが、センターコンソールの物入れと、後席用のエアコン吹き出し口やUSB充電ポートなどが追加される。

だが、今回強調したいのはそこではない。長引く新型コロナウイルスで自粛ムードが常態化する中、シトロエンの提案がなかなか攻めている点だ。旅行や外出が制限されがちな中、せめて家族でアウトドアくらい楽しみたい。テレワークなどでむしろ家族と過ごす時間が増えた。という人は少なくないだろう。そんな気持ちに応えてくれるキャンペーンを豊洲ららぽーと(東京都江東区)で展開している。

オープンエリアに展示されたベルランゴは、キャンプ、ゴルフ、バイク、サーフィン、ガーデニング、ペット、テレワークといったテーマごとの利用シーンを想定した仕様になっている。展示は、装備や用品の利用例となっており、なにがどのように積載できるのかもわかる。キャンプ仕様のベルランゴは、純正のサイドタープをメインとした提案で、ターフをリビング、フルフラットにした後席と荷室がベッド他として利用できる。ゴルフバックは、後席中央を倒すと4つ積むことができる。もちろん座席とゴルフバッグ以外の荷物スペースも確保されている。

バイクはルーフレールにキャリーを装着してもいいし、高さが1メートル以下なら荷室に積んでもよい。ペット用ケージは中型のものが2つ積まれていた。分割シートでペットも運転席や飼い主を確認できる。ベルランゴはとにかく収納スペースが多彩だ。ダッシュボードまわりのポケットやボックスは当然として、ベルランゴの収納の特徴は天井にある。前席から後席まで伸びる縦長の天井トレイ。荷室外と後席側からアクセスできる天井収納ボックスは、どの展示車両でもフル活用されている。

詳細は写真を見てもらうか、現地で実物を見てもらうほうが早いだろう。「ここはアレが入るな」「これならアレを積んでキャンプができる」と、見ているだけでも出掛けたくなる。さすがバカンス大国ならではのクルマだ。

《中尾真二》

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