【INDYCAR 第8戦】インディ500翌週も佐藤琢磨は好調、2レース大会の初戦で僅差2位!!…ディクソン通算50勝目

今季第8戦、佐藤琢磨(左)は惜敗の2位。優勝はS.ディクソン(右)。
今季第8戦、佐藤琢磨(左)は惜敗の2位。優勝はS.ディクソン(右)。全 8 枚

NTTインディカー・シリーズ第8戦の決勝レースが現地29日に実施され、前の週末のインディ500に続く2連勝を狙って終盤にトップ争いを演じた佐藤琢磨は惜しくも2位、という結果になった。優勝はスコット・ディクソンで通算50勝目。

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佐藤琢磨(#30 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)が優勝を飾った第104回インディ500(今季のシリーズ第7戦)の翌週末は、米イリノイ州マディソンの「ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイ」(WWTR)での2レース制・有観客大会である。予選は、2周連続アタックした1周目の結果でレース1(シリーズ第8戦)の、2周目の結果でレース2(同第9戦)のグリッドが決まる形式だ。

WWTRは“前メイン名称”のゲートウェイと呼ばれたり、セントルイスのレース、という言われ方もしたりするが、このショートオーバルでは昨季、琢磨は優勝している(当時は1レース制)。つまり、今季シリーズ戦における連勝と、当地WWTRでの連勝という二重の意味の連勝に挑むわけだが、予選でまずは好発進。レース1が5番手からのスタートとなり、レース2に関してはポールポジションをゲットしたのである。

そして迎えたレース1の決勝(200周)。琢磨は終盤にトップ戦線へと浮上し、またもや“あの男”と覇を競った。

レース後半、6番手を走っていた琢磨は最終のルーティンピットのタイミングを引っ張る。先行するライバルたちが順次ピットインしていき、トップへと浮上。琢磨はここで快ペースの走りを披露し、175周目に自身がピットインした際にはトップのままコースに戻れそうなくらいの状況に持ち込んだ。

しかしタイヤ交換作業に遅れが生じたところがあり、コース復帰時の順位は3番手。トップはスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)、目前の2番手にはパトリシオ・オワード(#5 Arrow McLaren SP/シボレー)がいた。

猛追する琢磨は180周目にオワードをパス、さらに首位ディクソンに迫っていく。前戦インディ500の最終局面は逃げる琢磨に追うディクソンという優勝争いだったが、今度は前後(攻守)を入れかえての戦いである。2番手に上がった段階で約2秒だった差は188周目には0.5秒を切るまでに縮小した。

そこから両者のギャップは微妙に伸縮するが、2連勝に向けて琢磨はとにかく追いかけ続けた。一時は0.3秒を割り込むほどに差が詰まるシーンも。しかしながらパスするには至らず、琢磨は2位でのフィニッシュとなる。逃げ切ったディクソンが通算50勝の節目に到達した(今季4勝目)。

琢磨はレース直後、現地放送局NBCのマイクに「マシンは快調だったし、力強い戦いができたと思います。ディクソンのファンタスティックな勝利を祝福したいですね。我々もグレートジョブでした」と語り、ピットでのタイムロスについては「ドライバーがミスをすることもあるし、レースでは起き得ること。僕は前戦からいい仕事を続けているチームのみんなを誇りに思っています」と続けている。

翌日のリベンジに向けて決意を燃やしているようだった琢磨、獲得済みのポールポジションから、ぜひポール・トゥ・ウインで雪辱してもらいたい。

レース1(シリーズ第8戦)の決勝3位はオワード。4位にはコルトン・ハータ(#88 Andretti Harding Steinbrenner Autosport/ホンダ)が入り、5位はマーカス・エリクソン(#8 Chip Ganassi Racing/ホンダ)。ポール発進のウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)は17位だった。

WWTRでのレース2決勝は現地30日(日本時間31日)に実施される予定。琢磨はレース1の好結果によってシリーズポイントランキング4位まで上がっており(前戦終了時6位)、目下の好調さから一層の躍進に期待がもたれる。

《遠藤俊幸》

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