VWの電動SUV『ID.4』、航続延ばすエアロデザイン採用 9月末に発表予定

前面空気抵抗を示すCd値は0.28

電動車専用のMEBプラットフォーム

1回の充電での航続は最大500km

フォルクスワーゲン ID.4 のティザーイメージ
フォルクスワーゲン ID.4 のティザーイメージ全 8 枚

フォルクスワーゲンは8月27日、9月末にワールドプレミアする予定の新型電動コンパクトSUVの『ID.4』(Volkswagen ID.4)のデザインの特長を発表した。

写真:フォルクスワーゲン ID.4

ID.4はフォルクスワーゲンの新世代EVの「ID.」ファミリーの2番目のモデルだ。第1弾は、小型ハッチバックの『ID.3』だった。ID.4は、2017年春に発表されたコンセプトカーの『ID.CROZZ』の市販バージョンとして開発され、フォルクスワーゲン初の本格的な電動SUVになる。

前面空気抵抗を示すCd値は0.28

ID.4のエクステリアデザインは、クリーンで流麗でパワフルなものとなる。新しいデザイン言語を導入し、強くて自信に満ちているように見えるデザインを狙う。重視されたのは主に、シームレスで空力性能を追求したスタイルだ。ID.4は力強いプロポーション、流れるようなボディライン、彫刻的なリアデザインなどが特長になる。ヘッドライトのデザインにも、個性が反映されている。

EVでは、エアロダイナミクスが航続の重要な要素になる。そこでID.4の設計にあたっては、エアロダイナミクスに重点的に取り組んだ。ID.4では、前面空気抵抗を示すCd値が0.28という優れたエアロダイナミクス性能を実現する。

このエアロダイナミクス性能を実現した大きな要因は、ボディとキャビンの流れるようなフォルムだ。後方に向かって大きく引き込まれるようなデザインとした。テールライトクラスターと大型のルーフスポイラーが、空気の流れをきれいに分離する。フォルクスワーゲンによると、ID.4のエクステリアデザインは、新しい時代の幕開けを明示しているという。

電動車専用のMEBプラットフォーム

ID.4は、世界最大の市場セグメントに成長しているコンパクトSUVセグメントに投入するために開発された。ID.3と同様、高い拡張性を持つ電動車専用の「モジュラーエレクトリックツールキット(MEB)」プラットフォームをベースにしている。フォルクスワーゲンによると、ID.4はコンパクトなサイズ、広い室内、スポーティなキャラクター、直感的な操作方法、完全なコネクテッド機能など、ID.ファミリーのすべての長所を備えているという。

ID.4は、力強いスタイル、先進的な機能、ゼロエミッション走行という特長を持つ。車名の数字の「4」は、コンパクトSUVセグメントを代表するニューモデルを意味する。ID.4は『ビートル』、『ゴルフ』に続いて、フォルクスワーゲンにおける重要な歴史の扉を開いた第3のエポックメーキングモデル、ID.3に続く新型車、との意味が込められた。また、「ID.」とは、インテリジェントなデザイン、アイデンティティ、時代を先取りしたテクノロジーを表している。

1回の充電での航続は最大500km

洗練された空力性能を備えたID.4のエクステリアは、MEBの革新的なアーキテクチャーを表現しているという。短いフロントオーバーハングと長いホイールベースによって、室内には広いスペースが生み出された。ドライバーと乗員は、「オープンスペース」と呼ばれる広々とした明るいスペースで、リラックスすることができる。

ID.4では、数多くのモジュラー駆動コンポーネントを利用することができる。まず初めに、後輪駆動モデルが発売され、その後パワフルな4輪駆動モデルが追加される予定だ。モーターは、シングルスピードのトランスミッションを介してパワーを路面に伝達する。よりスポーティな加速を可能にする走行モードや、エネルギー節約に役立つ走行モードを設定できる。多くのモードが、車両の航続を長くするように設計されている。

高電圧バッテリーはパッセンジャーセルの下に設置されているため、低い重心とバランスの取れた軸荷重配分を実現した。バッテリーの充電は、AC(交流)、DC(直流)、三相交流で行うことができる。駆動パッケージによっては、1回の充電で最大500km(WLTP計測)を走行することが可能、としている。

《森脇稔》

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