画像認識AIで巻き込まれリスク軽減、極東開発がごみ収集車安全支援システム発売

ゴミ収集車安全支援システム「KIES」
ゴミ収集車安全支援システム「KIES」全 1 枚

極東開発工業は、ごみ収集車への巻き込まれリスクを軽減する安全支援システム「KIES(キース)」を同社ごみ収集車の専用オプションとして8月31日より発売した。

ごみ収集車による作業には、積込装置に人が巻き込まれるリスクが伴い、重傷・死亡事故につながることがあるため、その安全対策は重要な課題となっていた。今回発売するKIESは、作業現場のカメラ映像から危険状態を判定することでこれらの課題を解決する安全支援システムだ。

KIESは、高性能専用カメラ(バックアイカメラ兼用)と独自のAI画像認識技術により、エリア内の「人」を把握して検知する。検知された「人」の手や頭などの身体の一部が危険エリアに進入することにより危険を察知し、積込装置を自動停止。これにより、万一の巻き込まれ事故リスクを低減する。

また、周囲の環境や状況および明るさによる影響が少ないため、場所や収集物、時間を問わず検知が可能。「人」全体を把握して検知を行うことから、特別な専用装備を必要とせず、作業者はもちろん、それ以外の人も検知できる。

さらに、KIES作動履歴の保存や、同社のIoT基盤を利用した車両管理支援システム「K-DaSS(ケーダス)」との連携も可能としており、さらなる安全管理の徹底を実現する。

価格は38万円。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
  2. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  3. NSXのエンジン内部もアプリで見れる! シミュレータアプリ「Trans4motor R」配信開始
  4. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
  5. 「80スープラ」の真髄は、サスペンション設計にあった【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る