電気バスを活用したV2Xシステム、東電エナジーが運用を開始

V2Xシステム概念図
V2Xシステム概念図全 4 枚
東京電力エナジーパートナーは8月31日、スポーツクラブ事業を展開するルネサンスとともに、災害時に建物の照明や給水の非常用電源として電気バスを活用するV2Xシステムを、9月1日から運用開始すると発表した。

電気バスを照明に加え、給水も含めた多様な電源にも使用するV2Xシステムは、国内で初めて。

スポーツクラブ&スパルネサンス稲毛24(千葉市稲毛区)にクラブ送迎用の電気バス1台を導入する。東電エナジーは、EV充放電器・蓄電池・20kWの太陽光発電で構成するV2Xシステムを設置し、エネルギーマネジメントを実施する。

平常時は、電気バスを送迎用バスとして使用する。蓄電池や太陽光発電と連携して充放電してピーク時の施設の電源としても使用して電力を有効活用する。停電時には、蓄電池や太陽光発電に加えて、電気バスのバッテリーも非常用電源システムとして利用し、一部の照明やコンセントの電源、給水ポンプの電源として活用する。

施設は、太陽光発電設備と電気バスを含む複数台の蓄電池・充放電器を組み合わせることで、最大50kWの放電が可能。これによって給水ポンプ、井戸水ポンプの電源も使用可能となり、停電時や断水時でも施設内のトイレや水道を利用できる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る