シトロエンの小型EV『アミ』、20台のカーシェア仕様を発表…1台1台異なるデザイン[動画]

シトロエンの100年に渡る経験から生まれたシティコミューターEV

スマートフォンとの連携を強化

最小回転半径は3.6m

パリの20区のイメージを20台のアミそれぞれに反映

シトロエン・アミ のカーシェアリング仕様「PARISIAN INSPIRED AMI」
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シトロエンは9月1日、2名乗りの小型EVの『アミ』(Citroen AMI)のカーシェアリング仕様、「PARISIAN INSPIRED AMI」をフランス・パリで発表した。20台のアミには1台1台異なるデザインが施され、パリ市内でカーシェアリングに使用される。

シトロエンの100年に渡る経験から生まれたシティコミューターEV

シトロエンはブランド誕生から100年間、大胆さと創造性をもって、誰でもアクセスできるモビリティを追求してきた。そして101年目となる2020年、ブランドの完全電動化への流れに従い、新たなモビリティとして、アミを発表した。「アミ」の車名は、1960~1970年代の小型大衆車に使われていたものだ。

アミは、現在の都市部の交通や環境問題に対するシトロエンの革新的な回答だ。サービスや消費形態の面で、まったく新しい顧客体験を生み出すことを目指している。

アミはフルEVの2シーター車で、快適で安全性が高く、コンパクトで小回りが利き、さまざまなカスタマイズが可能だ。自動車の既成概念を覆すユニークな特長を備えたアーバンモビリティになるという。

スマートフォンとの連携を強化

アミでは、スマートフォンとの連携が強化されている。ドライバーは、航続、バッテリーの状態、充電の残り時間、メンテナンススケジューリングなど、車両に関する重要な情報に、いつでもスマートフォンからアクセスできる。

キャビンへのアクセスを容易にするために、運転席側には逆ヒンジ式のドアを採用した。車内に乗り込み、スマートフォンを専用の場所に置く。スマートフォンがダッシュボードのメイン画面になり、ナビゲーションや音楽にアクセスできる。

フランスでは、アミのような超小型車については、1987年12月31日までに生まれた人は、運転免許無しで運転できる。1988年1月1日以降に生まれた人は、交通安全検定に合格し、交通安全証明書(AM免許)を所持していれば、運転免許無しで運転することができる。また、フランスでは、AM免許は14歳から取得できるため、14歳からアミのような超小型車を運転することが認められている。

新しい顧客体験は、フランスの家電販売大手フナック・ダルティとのパートナーシップによって実現した。アミは、都市部での移動に自由と手軽さを与え、大人数での移動にも対応し、グローバルで全方位的なソリューションを提供することを目指している

最小回転半径は3.6m

アミは2名乗りの小型のシティコミューターEVだ。ボディサイズは、全長2410mm、全幅1390mm、全高1520mm。車両重量は485kgに抑えられた。最小回転半径は3.6mと、取り回し性に優れる。シトロエンによると、バスや地下鉄、路面電車などの公共交通機関のほか、二輪車、自転車、スクーター、キックスクーターなどの代替手段として開発したという。最新の一部シトロエン車に導入されている「エアバンプ」が装備され、車体を損傷から保護する。

新車として購入できるほか、例えば1年間の長期リース、1分、1時間、1日単位でのカーシェアリングなどにも利用できる。1分間の利用料金は、0.26ユーロとした。

EVパワートレインのモーターは、最大出力が8.2hpだ。バッテリーは蓄電容量5.5 kWhのリチウムイオンで、フロア下にレイアウトされる。1回の充電での航続は最大70kmだ。シトロエンによると、毎日の通勤やちょっとした外出など、都市部での移動に最適で、70kmの航続は、都市部のユーザーの1日の平均移動距離を上回るという。バッテリーの充電は、220Vソケットで、およそ3時間で完了する。

パリの20区のイメージを20台のアミそれぞれに反映

シトロエンは、このアミのカーシェアリング仕様、PARISIAN INSPIRED AMIをフランス・パリで発表した。20台のアミには1台1台異なるカラーリングが施され、パリ市内でカーシェアリングに使用される。これは、PSAグループが展開している「Free2Move」を利用したカーシェアリングだ。Free2Moveは、スマートフォンのアプリで簡単にアクセスできるため、顧客は最寄りのアミをリアルタイムで数分、数時間、1日単位で予約できる。

20台のアミは、パリの20の行政区から着想を得たユニークなデザインを採用する。20台のアミのデザインは、パリの20区の各ストーリーに影響を受けており、モンマルトル、シャンゼリゼ、トゥールエッフェルなど、パリ市内で親しまれている有名な地区を反映した。20台のデザインは、モンマルトルに拠点を置くアーチストのデイビッド・トゥーズ氏をはじめ、ベルヴィルのユースホステルの従業員、パリ市内で観光客を案内するボートの船長など、複数のパリジャンの発想から生まれたという。

なお、シトロエンはPARISIAN INSPIRED AMIのデザインに参加したパリジャンの物語を伝える短編映画の予告映像を、公式サイトで公開している。

《森脇稔》

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