プジョー 3008 改良新型にPHV、燃費は83.3km/リットル…欧州発表

2種類のPHVを設定

バッテリーの蓄電容量を13.2kWhへ拡大

EVモードの航続は4WDモデルが最大59km

最新の「i-Cockpit」

スマートフォンとの連携を強化

プジョー 3008 ハイブリッド 改良新型
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プジョーは9月1日、改良新型『3008』のプラグインハイブリッド車(PHV)、『3008ハイブリッド』(Peugeot 3008 Hybrid)改良新型を欧州で発表した。

2種類のPHVを設定

プジョーが属するPSAグループは、2019年から順次、全ラインナップに、EVやプラグインハイブリッド車などの電動車を設定している。フルエレクトリックのゼロエミッション車、またはCO2排出量を49g/km以下に抑えたPHVをラインナップし、顧客にクリーンモビリティソリューションを提供していく。プジョーは2023年までに、全ラインナップに電動モデルを設定する計画だ。

この計画に沿って、プジョーは改良新型3008にもPHVを設定した。標準仕様の2WD(FF)の「3008ハイブリッド225e」と、高性能4WDバージョンに位置付けられる「3008ハイブリッド4 300e」の2グレードを用意した。トランスミッションは、PHV専用の8速AT「e-EAT8」を組み合わせている。

バッテリーの蓄電容量を13.2kWhへ拡大

FFの3008ハイブリッド225eでは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボ「ピュアテック」エンジンが、最大出力180hp/5500rpm、最大トルク30.6kgm/3000rpmを発生する。フロントに置かれるモーターは最大出力が110hpで、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、225hpのパワーと36.7kgmのトルクを引き出す。動力性能は0~100km/h加速が8.7秒、最高速が225km/hだ。

二次電池(バッテリー)はリチウムイオンで、蓄電容量は従来型の11.8kWhから13.2kWh へ、容量を拡大した。この効果で、EVモードは従来型のおよそ40kmから、56km(WLTP計測)に延びた。燃費は76.9km/リットル、CO2排出量は30g/kmと公表されている。プジョー 3008 ハイブリッド 改良新型

EVモードの航続は4WDモデルが最大59km

4WDの3008ハイブリッド4 300eでは、直噴1.6リットル直列4気筒ガソリンターボのピュアテックエンジンが、最大出力200hp/6000rpm、最大トルク30.6kgm/3000rpmを発生する。フロントに置かれるモーターは最大出力が110hp、リアに置かれるモーターは最大出力が113hpで、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、300hpのパワーと53kgmのトルクを引き出す。動力性能は0~100km/h加速が5.9秒、最高速が235km/hだ。

バッテリーは、蓄電容量を従来型の11.8kWhから13.2kWh へ大容量化したリチウムイオンだ。EVモードでは、最大59km(WLTP計測)をゼロエミッション走行できる。この効果で、燃費は83.3km/リットル、CO2排出量は29g/km(いずれもWLTP計測)と優れた環境性能を実現している。

走行モードは、エレクトリックモード、スポーツモード、ハイブリッドモードの3種類だ。3008ハイブリッド4 300e には、4WDモードが追加され、4種類から切り替えられる。バッテリーの充電は、標準コンセントでおよそ7時間だ。急速チャージャーも利用でき、充電はおよそ1時間45分で完了する。プジョー 3008 ハイブリッド 改良新型

最新の「i-Cockpit」

改良新型のインテリアには、最新の「i-Cockpit」が搭載された。改良新型のi-Cockpitは、さらにモダンとなり、クラストップレベルの機能性を追求している。

改良新型には、ドライバー正面にフル12.3インチのデジタルメータークラスターが採用される。カスタマイズや設定変更が可能だ。このデジタルメータークラスターには、「ノーマリーブラック」テクノロジーを備えたデジタルパネルが採用されており、視認性やコントラストが向上しているという。

ダッシュボード中央には、新たに10インチのタッチスクリーンがレイアウトされた。画面は高精細で、7つのピアノキーによる「トグルスイッチ」が配される。オーディオ、エアコン、音声コマンド付き3Dコネクトナビゲーション、電話、モバイルアプリケーション、危険警告などが表示される。

また、3008ハイブリッド225eと3008ハイブリッド4 300eには、電動機能へのアクセスを可能にする専用ボタンが設置されている。プジョー 3008 ハイブリッド 改良新型

スマートフォンとの連携を強化

改良新型では、スマートフォンとの連携が強化された。「トリッププランナー」は、PSAグループの「Free2Move」サービスを介して、ロングドライブの計画を支援する。トリッププランナーでは、ルート沿いの充電ポイントの位置を考慮した最適なルートを提案する。コネクテッドナビゲーションにこの計画を送信すれば、車内で利用することができる。

スマートフォン向けアプリの「MyPeugeot」を使えば、走行前にPHVシステムを起動しておくことができる。この機能により、EVモードの航続が最適化され、効率的なバッテリー温度に早く到達することが可能になる、としている。

《森脇稔》

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