【メルセデスベンツ Eクラス 改良新型】上野社長「中核モデルとしてふさわしい進化をとげた」

メルセデスベンツEクラス 改良新型と上野社長
メルセデスベンツEクラス 改良新型と上野社長全 15 枚

メルセデス・ベンツ日本は9月10日、内外装デザインの一新や新世代ステアリングの採用など一部改良した『Eクラス』の受注を開始した。メルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長はオンライン発表会で「メルセデスの中核モデルとしてふさわしい進化をとげた」と述べた。

上野社長は「新型はデザインを一新、新しい技術の採用により安全性と快適性をさらに向上し、生まれ変わった」とした上で、「新世代ステアリングホイールを初採用したほか、対話型インフォテイメントシステムMBUXや最新の安全運転支援システムを搭載するなど、メルセデスの中核モデルとしてふさわしい進化をとげた」と強調した。

このうちデザインに関して、メルセデス・ベンツ日本で2013年からEクラスの商品企画を担当する渡辺彬氏は「デザインの大幅な変更で、シャープでダイナミックな印象を強めた」と説明。さらに「日本仕様ではよりその印象を強調すべく、AMGラインエクステリアが多くのモデルで標準化されている。一方、E450にはスリーポインテッドスターがボンネットマスコットとして輝くメルセデスの伝統的なデザインを採用している」と明かした。

また新世代ステアリングホイールについては「新型Eクラスで初めて実車に搭載した。今まで高速道路などでディスタンスアシストディストロニックを作動させている時、ステアリングを握っているのに、ステアリングを握ってという警告が出ることがあったが、今回からリム全体に静電容量式センサーを備えたパッドを採用したことにより、握っているのに握っていないと判断されることはなくなる」と述べた。

対話型インフォテイメントシステムMBUXも進化している。「日本初のAR(仮想現実)ナビゲーションも搭載し、センターディスプレイ上に現実のクルマの前に広がる景色が映し出され、そこに進むべき道に矢印が表示されるという新しい機能。これまで五差路などわかりにくかった道も、だいぶわかりやすくなる」と渡辺氏は話していた。

一部改良したEクラスの価格は、セダンが769万‐1867万円、ステーションワゴンが810万~1912万円、クロスオーバーモデルのオールテレインが938万円となっている。今回はセダン、ワゴン、オールテレインがリリースされたが、上野社長によると「クーペ、カブリオレも間もなく発表する予定」とのことだ。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 「めちゃくちゃ好きでした、さよなら」フォードGTの販売終了に対しファンからは悲しみの声
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. 昭和の子どもたちが憧れた「スーパーカー自転車」が50年ぶりに復活へ
  5. 「アルパインスタイル仙台R4」がグランドオープン、待望の仙台エリアへ出店
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る