トヨタ・ホンダ・シェル、水素燃料供給ネットワークを米国で拡張へ

トヨタ・ミライ(米国仕様)
トヨタ・ミライ(米国仕様)全 2 枚

トヨタ(Toyota)、ホンダ(Honda)、シェル(Shell)の3社は9月9日、米国カリフォルニア州において、水素燃料供給ネットワークを拡張すると発表した。

写真:トヨタとホンダの燃料電池車

シェルは、カリフォルニア州の水素燃料補給インフラ支援の助成金を利用して、48か所のガソリンスタンドに水素燃料補給システムを設置する。また、シェル水素ステーション2か所をアップグレードし、大型トラックステーションに燃料ディスペンサーを追加する。

さらに、トヨタとホンダは、シェル水素ステーションをサポートするために、カリフォルニア州における燃料電池車(FCEV)の販売を拡大することで合意した。トヨタは『ミライ』、ホンダは『クラリティ・フューエルセル』の拡販を目指す。

現在、カリフォルニア州内の9か所に、シェル水素ステーションがある。新しい水素ステーションが、この9か所に加わり、燃料電池車普及に向けたインフラの整備が加速することになる。

シェルは、水素を輸送用燃料として活用するために必要なインフラの整備を支援している。たとえば、米国カリフォルニア州やカナダ、ドイツ、イギリスに乗用車用の水素充填ステーションを建設した。またシェルは、カリフォルニア州において、トヨタ、ケンワース、ロサンゼルス港、ロングビーチ港と協力して、水素トラック向け水素ステーションも開発している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  4. 日産が業績見通し修正、上期営業損失300億円…下期はサプライチェーンリスク想定
  5. ホンダ『シビック タイプR』がラリーカーに、競技参戦を想定…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る