ゴーン事件、第1回公判でケリー氏は無罪主張…日産は起訴内容を認める

東京地方裁判所に着いたグレッグ・ケリー元代表取締役(前列向かって左。9月15日)
東京地方裁判所に着いたグレッグ・ケリー元代表取締役(前列向かって左。9月15日)全 2 枚

9月15日、カルロス・ゴーン元会長およびグレッグ・ケリー元代表取締役による金融商品取引法違反に関し、ケリー氏および同社に対する第1回公判が東京地方裁判所で開かれ、ケリー氏は無罪を主張、日産は起訴内容を認めた。

【画像全2枚】

ケリー被告は、ゴーン被告と共謀し、2010年から2017年度のゴーン被告の報酬を実際より約91億円少なく有価証券報告書に記載したとして、日産とともに金融商品取引法違反(虚偽有価証券報告書提出罪)に問われている。

第1回公判の結果を受け、日産自動車は「当社としても、これまで外部弁護士を加えた綿密な社内調査を進め、その調査により固めた確実な証拠を基に、ゴーン氏並びにケリー氏により意図的に行われた重大な不正、並びに企業倫理に対する著しい逸脱行為があったことを確認している。今後、その審理を通じて一連の不正行為に関する真実が裁判所の判決により明示されるものと期待している」とコメント。

また、併せて金融商品取引法違反で法人としての日産自動車同社も起訴されたことについては、極めて重く受け止めて陳謝するとともに、独立性および透明性が向上したガバナンスの改善を進めていくと述べている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る