【日産 フェアレディZ 次期型】内田社長「日産のDNA、情熱そのもの」…私の最初のクルマ

内田誠社長とフェアレディZプロトタイプ。背後の写真、人物は若き日の内田社長。
内田誠社長とフェアレディZプロトタイプ。背後の写真、人物は若き日の内田社長。全 8 枚

日産自動車は9月16日、横浜市に開設している「日産パビリオン」で、スポーツカー「フェアレディZ プロトタイプ」のオンライン発表会を開いた。米国のイベント会場と中継するなど世界中のZファンに向けて次期モデルのプロトタイプを初公開した。

フェアレディZは1969年の初代から数えて次期型が7代目となる。全面改良は2008年以来で、来年の市場投入が見込まれている。パワートレインはV6型ツインターボエンジンと6速マニュアルトランスミッションを組み合わせた。車体サイズは全長4382mm、全幅1850mm、全高1310mm。

外観は歴代のモデルを振り返ってスケッチを描きながら検討したといい、初代モデルのシルエットやフロントとリアのモチーフを引き継いだデザインとした。発表会に出席した内田誠社長は「このプロトタイプはコンセプトカーではなく、デザインはほぼ完成していて、Zらしさに溢れるスタイル。伝統に忠実であることを重視した」と説明した。

内田社長は1993年に初めて購入した自分のクルマがZ(4代目のZ32型)だったと紹介し、「ファンである私が、今日この『フェアレディZ プロトタイプ』を発表できることは誇り」と満面の笑顔で語った。

内田誠社長とフェアレディZプロトタイプ内田誠社長とフェアレディZプロトタイプ

また、日産が2020年度から経営再建策として進めている事業構造改革「ニッサンネクスト」にとっても、来年に発売するSUVの新型電気自動車(EV)である『アリア』とともに「とても重要なモデル」と指摘、再建をけん引する新型車になると位置付けた。

加えて、次期Zは「クルマと一体になって走りたいというドライバーが主役のピュアスポーツカーとして、お客様にお届けする。革新の伝統を受け継ぐもので、私たち日産のDNA、情熱そのもの」とアピールした。

内田誠社長とフェアレディZプロトタイプ内田誠社長とフェアレディZプロトタイプ

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  2. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  3. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. 「ホンモノのGT」が日常を小冒険に変える…マセラティの新型『グラントゥーリズモ』が誘う世界とはPR
  8. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
  9. 新型アコードに搭載、進化したハイブリッド「e:HEV」が示すホンダの未来【池田直渡の着眼大局】
  10. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
ランキングをもっと見る