浸水被害で廃車となったE7系の代替車を2022年度末までに新造へ…JR東日本の2020年度設備投資計画

2019年10月の台風被害で浸水した長野新幹線車両センターのE7系。JR東日本が保有する8編成がすべて廃車となった。
2019年10月の台風被害で浸水した長野新幹線車両センターのE7系。JR東日本が保有する8編成がすべて廃車となった。全 4 枚

JR東日本は9月16日、2020年度の設備投資計画を発表した。投入額は2019年度より少なく、連結7110億円、単体5510億円となる。

車両面では、横須賀線・総武快速線直通列車や房総各線にE235系1000番台を、津軽・五能・奥羽の各線に電気式気動車のGV-E400系を投入。男鹿線を含む秋田~男鹿間には交流蓄電池電車のEV-E801系を追加投入する。

また、2019年10月に発生した台風19号により浸水被害を受け、12両編成8本が廃車となったE7系新幹線車両の代替車を、2022年度末までに新造するとしている。

設備面では、東京駅の山手線と京浜東北線ホーム、品川駅の京浜東北線ホーム(北行)、京浜東北線の与野駅、中央・総武緩行線の信濃町・千駄ヶ谷の各駅などでホームドアを整備。このうち与野駅には、ドアをフレーム状として軽量化・低コスト化を図ったスマートホームドアが導入される。

このほか、上越新幹線などでの新幹線速度向上や、中央快速線へのグリーン車導入(2023年度末目途)を目指した工事が行なわれ、地方中核都市でのSuica普及を目指した地域連携ICカードの開発や「話せる指定席券売機」の導入なども進められる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る