【アウディ e-tronスポーツバック】日本法人社長「私たちにとって新たなステップ」

アウディe-tronスポーツバック(欧州仕様)
アウディe-tronスポーツバック(欧州仕様)全 22 枚

アウディジャパンは9月17日、ブランド初となる電気自動車(EV)『e-tronスポーツバック』(Audi e-tron Sportback)を発売した。クーペスタイルミッドサイズSUVに2基のモーターと95kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は405km。価格は1327万~1346万円となっている

アウディジャパンのフィリップ・ノアック社長は同日のオンライン発表会で「e-tronスポーツバックはピュアアウディ。私たちにとって新たなステップだが、これまで過去に学んだすべてが詰まっている」と紹介。

その上で「技術者たちはEVテクノロジーを使って技術の地平を切り開いた。類稀なるスムーズな加減速、速度を問わず驚くような静粛性、高い空力性能、そしてクワトロ、優れたクラフトマンシップも見逃せない。『A8』にならぶトップモデルならではの品質が備わっている」とも強調した。

e-tronスポーツバックは前輪、後輪それぞれを電動モーターで駆動する電動4WDを採用している。ノアック社長は「アウディクワトロは新しい時代に足を踏み入れる。これまで機械式クワトロを設計してきたチームが電動クワトロを生み出した。これまでの知見は、この新しい技術の開発にすべて生かされている。ヘリテージがリファインされて続いていくことは大変うれしく思う」と述べた。

e-tronスポーツバックは普通充電に加えてチャデモ規格の急速充電にも対応。またアウディ初の装備としてバーチャルエクステリアミラーを採用しているのも特徴となっている。

ノアック社長はe-tronスポーツバックを2020年中に200台、2021年には500台から600台を販売したいとの見通しを示している。

アウディは2025年までに全世界で20以上のEVモデルを投入することを公表しており、ノアック社長も「今日はブランド初のEVを発売した。そして今後さらにたくさんのEVがデビューする」と述べていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  5. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る