「交通事故多発交差点マップ」を更新…大阪市難波交差点がワースト

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日本損害保険協会は、人身事故の半数以上を占める交差点・交差点付近での交通事故の防止・軽減を目的として、全国の地方新聞社の協力を得て、2019年データをもとに「全国交通事故多発交差点マップ」を更新し、17日に公表した。

日本損害保険協会では全国交通事故多発交差点マップを2008年度から毎年公表している。その交差点を日常的に利用する人だけでなく、普段利用していない人にも役立てるよう、人身事故が多発した交差点の特徴や事故の状況、要因・予防方策などを紹介している。

また、地図メーカーのカーナビデータにも事故多発交差点の情報として採用されている。

2019年のワースト交差点は大阪市の難波交差点で、人身事故件数は23件だった。2位は同率で3か所あり、大阪市の法円坂交差点、同じく大阪市の東天満交差点、香川県高松市の東山崎町交差点のそれぞれ16件だった。

難波交差点は、南北の国道25号(御堂筋)と東西の大阪枚岡奈良線(千日前通)が交差する四差路交差点で、軽傷事故が23件発生している。第一当事者の年代は、64歳以下が17人、65~74歳が2人、75歳以上が3人、年代不明が1人となっている。

付近は繁華街であることから自転車や歩行者の通行が多い。その中でも南北方向の歩行者・自転車が多く、北から東方向への車両の左折通行時に車両が停滞する。また、土日・休日と朝夕の通勤時間帯に渋滞が発生する。

難波交差点では追突事故と左折事故の発生件数が多かった。マップの情報によると、追突事故の事故要因は、前方の安全不確認や、前車に対する動静不注視による。予防方策として、信号待ちからの発進時や進行時において、前方の安全確認を徹底すること、前車が停車してもぶつからない安全な車間距離を保持することがあげられる。左折事故の事故要因は安全不確認による。交差点を左折する際に横断歩道上を横断してくる自転車等の安全確認を徹底することが予防方策だ。

《高木啓》

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