常磐線原ノ町以北と磐越東線は9月24日夕方から計画運休へ 台風12号接近

福島駅で発車を待つ郡山方面への東北本線普通列車。9月24日は15時頃からの減便が計画されている。
福島駅で発車を待つ郡山方面への東北本線普通列車。9月24日は15時頃からの減便が計画されている。全 2 枚

JR東日本仙台支社は9月23日、台風12号接近に伴なう9月24・25日の運行見通しを明らかにした。

15時50分時点での気象庁の情報によると、台風12号は八丈島の南南西約120kmにあり、20km/hの速さで北東へ進んでいる。

中心気圧は980hPaで、中心付近の最大風速は30m/s。最大瞬間風速は40m/sとされており、風速25m/sの暴風域は全域75km。中心から東側390km、西側280kmでは15m/s以上の強風が吹いている。

関東地方や東北地方の太平洋沿岸を進む予想となっているため、上陸の確率は低い模様だが、15m/s以上の強風域に入る可能性は高く、JR東日本本社では「9月24日~25日にかけて列車の遅れや運休が発生する場合があります。今後の気象情報や運行情報にご注意ください」と呼びかけている。他の関東地方の鉄道事業者も同様の呼びかけを行なっている。

そのなかにあってJR東日本仙台支社では、東北本線郡山~福島間で9月24日は15時頃から終日の減便を開始。9月25日は始発から夕方まで減便を行なう可能性があるとしている。

また、磐越東線(いわき~郡山)では9月24日が16時頃から終日運休、常磐線原ノ町~仙台間では18時頃から終日運休。9月25日は両線区とも始発から昼まで運休する可能性があるとしているが、バスによる代行輸送は実施されない。9月25日の運行計画については9月24日午前中に発表される予定。

なお、岩手県の三陸鉄道では台風接近に伴なう集中豪雨の影響で、16時時点で三陸~釜石間と岩手船越~宮古間で運行を見合わせており、一部でバスによる代行輸送を実施している。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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