ピレリ「P Zero Trofeo R」、マクラーレンの軽量スーパーカーに純正採用

ピレリ「P Zero Trofeo R」とマクラーレン 765LT
ピレリ「P Zero Trofeo R」とマクラーレン 765LT全 11 枚

ピレリは10月1日、マクラーレン『765LT』(McLaren 765LT)の純正タイヤとして、「P Zero Trofeo R」が専用装着されると発表した。

写真:ピレリ「P Zero Trofeo R」とマクラーレン 765LT

マクラーレン765LTは、マクラーレンの「LT」の歴史おいて、次なる章を刻むモデルになる。LTとは、ロングテールを意味し、伝説的なレーシングカーのマクラーレン『F1 GTR ロングテール』に由来する。同車は1997年のFIA GTカテゴリーにおいて、11戦中、5レースで勝利。さらにルマンのGT1クラスでも、3位におよそ30周の差をつけ、ワンツーフィニッシュを達成した。

マクラーレン765LTでは、軽量化に取り組んだ。例えば、チタン製エグゾーストシステム、F1向けのトランスミッション素材、薄型ガラス、モータースポーツ仕様のポリカーボネートガラスなどを採用した。また、ナンバープレートのホルダーはカーボンファイバー製。ボンネット、フロントフェンダー、ドア、リアフェンダーも、オプションでカーボンファイバー製に変更できる。765LTの車両重量は1339kgで、720Sクーペより80kg軽い。また、乾燥重量は1229kgに抑えられた。

765LTのミッドシップには、「M840T」型4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。平面クランクシャフトとドライサンプ潤滑を備え、超低慣性ツインスクロールターボチャージャーと電子制御ウェイストゲートを備えている。LT専用の鍛造アルミ製ピストン、マクラーレン『セナ』で使用されているレイヤーヘッドガスケット、バルブトレインの超高効率カーボンコーティングを採用。専用の燃料ポンプとオイルポンプが流量を最適化し、専用チューンされたエンジンマネジメントシステムが、出力の増加を制御する。これらの結果、最大出力は765ps/7500rpm、最大トルクは81.6kgm/5500rpmへ引き上げられた。

7速「SSG(シームレス・シフト・ギアボックス)」トランスミッションのギア比は、765LT用に最適化されており、スロットル入力に対して、ほぼ瞬時のレスポンスを可能にする。765LTは0~100km/h加速2.8秒、0~200km/h加速7.0秒、最高速330km/hの性能を可能にする。

ピレリP Zero Trofeo Rタイヤが、このマクラーレン765LTの純正タイヤとして、専用装着される。765LTの純正タイヤに対するマクラーレンの要求を満たすために、ピレリのエンジニアはタイヤの構造とプロファイルの開発に取り組み、とくに乾燥した路面で、接地面を増やしてより大きなグリップを生み出し、トラクションを向上させた。

マクラーレンの要求を満たすためのもうひとつの要素は、トレッドパターンとコンパウンドにある。トレッドパターンのデザインは、直線とコーナーの両方で可能な限り最高のロードホールディングを獲得するように設計されている。これにより、制動距離を短縮し、横方向のグリップを最大化する、としている。

《森脇稔》

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