コロナが直撃、ANAショック…年収3割カット、冬のボーナスゼロ[新聞ウォッチ]

コロナ減便で待機するANAの機体(4月30日、羽田)
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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

新型コロナウイルスの流行が世界中に広がり、視界不良の航空業界で、またまたショッキングなニュースが飛び込んできた。ANAホールディングス傘下の全日本空輸(ANA)が、退職金を割り増す希望退職者の募集や冬のボーナスを支給しないことなどを柱とする、大幅な人件費の削減案を労働組合に提示したという。

きょうの各紙が報じているが、読売は1面トップで「全日空、年収3割削減、労組に提案、冬ボーナスなし」、日経も1面で「ANA、希望退職を募集、給与カット、年収3割減」などと大きく取り上げている。それによると、新型コロナ感染拡大の影響で経営が悪化しているため、構造改革に本腰を入れるそうだ。人件費のカットでは、約1万5000人を抱える従業員の給与を年収の約3割近く減額し、冬季一時金もゼロにするほか、保有する機材の売却や不採算路線の見直しなど大胆なリストラにも踏み切る方針だという。

ANAホールディングスの4~6月期決算は旅客数の激減で、1088億円の最終赤字(前年同期は114億円の黒字)に転落した。4~7月の旅客数は国内線が前年同期比86.1%減、国際線は96.3%減と大幅に落ち込み、その後も減少が続いている。

内閣府が発表した8月の景気動向指数によると、景気の現状を示す基調判断は「下げ止まり」となり、13カ月ぶりに景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」を脱したという。だが、国内消費や設備投資には依然停滞感も強く実感はない。ANAの「冬のボーナスゼロ」が、明日は我が身となるかもしれない。

2020年10月8日付

●全日空、年収3割削減、労組に提案、冬ボーナスなし(読売・1面)

●無人宅配ロボ公道実験、日本郵便、実用化目指す(読売・7面)

●マリオ来春会えるね! USJ任天堂エリア(朝日・6面)

●五輪簡素化で300億円削減、組織委、IOCに報告(産経・1面)

●コロナ関連倒産600件、9月108件、増加止まらず(東京・7面)

●出張帰国時の待機免除、行動計画提出が条件(日経・1面)

●米新興EVに詐欺疑惑、ニコラ「技術はウソ」告発で株急落(日経・2面)

●EVシフト 車の雇用細る、ダイムラーやGM数数千人規模、エンジン関連で削減 (日経・13面)

●再エネで賄う水素ステーション、8割、補助金要件満たさず、会計検査院調べ(日経・39面)

《福田俊之》

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