ジャガー XE、48Vマイルドハイブリッド採用…2021年型を欧州発表

マイルドハイブリッドの燃費は20.8km/リットル

最新の「Pivi Pro」インフォテインメントシステム

ソフトウェアは無線通信でアップデート

ジャガー XE の2021年モデル
ジャガー XE の2021年モデル全 17 枚

ジャガーカーズは10月6日、ジャガー『XE』(Jaguar XE)の2021年モデルを欧州で発表した。

写真:ジャガー XE の2021年モデル

ジャガーXEは2014年秋、フランスで開催されたパリモーターショー2014で発表された。中型セダン/ワゴンの『XF』の下に位置するジャガーの新しい小型スポーツセダンがXEだ。BMW『3シリーズ』、メルセデスベンツ『Cクラス』、アウディ『A4』、レクサス『IS』など、欧州Dセグメント・プレミアムカー市場に参入するために開発された。

マイルドハイブリッドの燃費は20.8km/リットル

2021年モデルでは、直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「インジニウム」エンジンに、48Vのマイルドハイブリッド技術を搭載する。新開発のマイルドハイブリッドシステムは、エンジンにベルト一体型スタータージェネレーター「BiSG」を組み込み、減速やブレーキング時のエネルギーを回収し、トランク床下の48Vのリチウムイオンバッテリーに蓄える。バッテリーに蓄電されたエネルギーが、加速時にエンジンをアシストする。より洗練されたレスポンスの高いストップ/スタートシステムも可能にしている。

直噴2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル+48Vマイルドハイブリッドは、最大出力204psと従来よりも24psパワフルになった。このエンジンには、可変ジオメトリターボチャージャーテクノロジーを採用する。低回転域では、ターボチャージャーのベーンが回転して、排気ガス流量を引き上げて圧力を高め、迅速なトルクレスポンスと加速を可能にする。高回転域では、ターボチャージャーのベーンが開き、最大の排気ガス流量を確保して、ピークパワーを獲得する。

0~100km/h加速は7.3秒。欧州複合モード燃費は20.8km/リットル、CO2排出量は127g(いずれもWLTPテストサイクル)の環境性能を実現している。

最新の「Pivi Pro」インフォテインメントシステム

2021年モデルには、10インチのセンタータッチスクリーンを通じてアクセスできるジャガーの最新「Pivi Pro」インフォテインメントシステムを装備する。その下側には、新しい「Pivi」テクノロジーを搭載した5.5インチのタッチスクリーンが配された。2つの多機能LEDロータリーコントローラーを使用して、車両の機能などを直感的に操作できる。

12.3インチのHDインタラクティブドライバーディスプレイは、ドライバーが重要な情報に素早くアクセスできるように、視認性の高いグラフィックとカスタマイズ可能なレイアウトを持つ。ターンバイターンのナビゲーションやデジタルメーター、各種メディア、フルスクリーンナビゲーションマップを表示できる。最新のヘッドアップディスプレイも用意されている。

新しいインフォテインメントシステムは、Appleの「CarPlay」を標準装備しており、Bluetoothを介して2台のスマートフォンを同時に接続できる。グーグルの「AndroidAuto」とBaiduの「CarLife」も、市場によって標準装備される。

ソフトウェアは無線通信でアップデート

Pivi Proには瞬時の起動を可能にするために、専用の電源があり、ドライバーがステアリングホイールを握るとすぐに利用できる。これは、ジャガーの新世代車両アーキテクチャー、「EVA 2.0」によって可能になった。

新しい便利なテクノロジーとして、「Software-Over-The-Air(SOTA)」機能が採用される。ソフトウェアは無線通信でアップデートされ、常に最新のソフトウェアを利用できる。車両を最新の状態に保つことは、ユーザーが最新のソフトウェアに更新するために、ディーラーを訪れる必要がないことを意味するという。

Pivi Pro接続は、組み込みのデュアルSIM機能によって提供される。2つのLTEモデムにより、パフォーマンスを損なうことなく、ストリーミングメディアやSOTAアップデートのダウンロードなどの複数の機能を同時に実行できる、としている。

《森脇稔》

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