コンチネンタル、VWの新型EV『ID.3』に高性能コンピュータ供給…車両のサーバーとして機能

コンチネンタルの高性能コンピュータのイメージ
コンチネンタルの高性能コンピュータのイメージ全 6 枚

コンチネンタル(Continental)は10月7日、フォルクスワーゲンの新型EV『ID.3』に、高性能コンピュータを供給すると発表した。

【画像全6枚】

フォルクスワーゲングループは、ID.3を皮切りに、「vw.OS」と呼ばれる車両オペレーティングシステムを導入した。従来の車には、最大でおよそ70個もの異なるコントロールユニットが搭載されていた。新しいITアーキテクチャーでは、各メーカー固有のソフトウェアで作動するこうしたユニットが不要になる。

その代わりに、車両の制御は、統一されたプログラミング言語を使用した数台のコンピュータに集約される。将来的には、ソフトウェアは1つのプログラム ソースから制作されることになる。フォルクスワーゲングループ車の顧客は、車両オペレーティングシステムのvw.OSをベースにしたサービスを体験することが可能になる。

コンチネンタルは、このID.3に、高性能コンピュータを供給する。コンチネンタルの高性能コンピュータは、車両のサーバーとして機能し、デジタル世界へのスマートインターフェイスとなる。コンチネンタルによると、この高性能コンピュータはID.3の新しい電子機器アーキテクチャーの中心的存在であり、フォルクスワーゲンの将来のEVラインナップの中核技術になるという。

また、コンチネンタルの高性能コンピュータのおかげで、将来的にはワイヤレス接続によって、車両に新しいソフトウェア機能とセキュリティアップデートをインストールすることが可能になる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. メルセデスベンツ『GLA』次世代型をいち早くプレビュー! 斬新なテールライト装備?
  3. 日産『アリア』改良新型を世界初公開へ、Vモーショングリルのない新デザインに…ジャパンモビリティショー2025
  4. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  5. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る