自動運転とXR技術を活用した遠隔観光案内 凸版印刷など実証実験を実施

遠隔観光案内のイメージ(概要図)とバーチャルガイドキャラクター「小石川彩」(EXPOイメージコスチュームバージョン)
遠隔観光案内のイメージ(概要図)とバーチャルガイドキャラクター「小石川彩」(EXPOイメージコスチュームバージョン)全 4 枚

凸版印刷とTISは10月12日、万博記念公園(大阪府吹田市)で実施される自動運転車両を活用した次世代モビリティサービス実証に参画し、自動運転車両にXR技術(ARやVR)を活用し遠隔観光案内を実施すると発表した。

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実証実験では、遠隔コミュニケーションサービス「テレアテンド」を活用、乗客に対しバーチャルキャラクターがリアルタイムで、会話や動きを伴ったガイドする対話型移動体験型サービスを提供する。

自動運転車に搭載されるパナソニックが開発中の透明ディスプレイに、凸版印刷オリジナルバーチャルキャラクターである「小石川彩」が登場、遠隔操作することで、車内にガイドがいなくても双方向で対話しながら「エキスポ70万博パビリオン跡地」を紹介する。

乗客はディスプレイ越しに透過して見える公園の風景と「小石川彩」によるガイダンス映像を重ねてみることができる。これによって景色を楽しみながらリアルタイムで「エキスポ70パビリオン跡地」の歴史や文化を学ぶ新たな移動体験が可能になるとしている。

実証実験での自動運転車は「パビリオンルート」と「日本庭園ルート」の2ルートを走行する。今回のテレアテンド体験は「エキスポ70万博パビリオン跡地」を巡りながら、2025年万博の未来も垣間見られるタイムマシン型エデュテイメントモビリティルートを担当する「パビリオンルート」でのみ実施する。

両社は、観光施設の観光ガイドや工場見学案内、ショールーム、教育など、さまざまな分野でXRを活用した誘致施策の提供を広げていく構え。

《レスポンス編集部》

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