新旧『レッドアロー』が並ぶ日も近い…元西武10000系が富山地鉄に入線

一部が富山地鉄で第二の人生を送ることになった西武10000系『ニューレッドアロー』。
一部が富山地鉄で第二の人生を送ることになった西武10000系『ニューレッドアロー』。全 2 枚

西武鉄道(西武)の10000系『ニューレッドアロー』が10月12日、富山入りした。

今回到着したのは富山地方鉄道(富山地鉄)が譲り受けた4両で、「富山地鉄アテンダント」の公式ツイッターでは、JR貨物のEH500形電気機関車に牽引され、富山地鉄新魚津駅(富山県魚津市)に隣接するJR貨物魚津駅に入る10000系の動画が紹介されている。報道によると、今後は2021年度の営業運行に向けた改修が行なわれる予定だという。

10000系は、新型特急用車両001系『Laview』の登場に伴ない、3月に西武池袋・秩父線特急の定期運用から離脱しており、今後の去就が注目されていた。

富山地鉄では、1995年から翌年にかけて、西武の初代『レッドアロー』こと5000系を譲り受けた実績があり、16010形として運用されている。西武からの特急車両譲渡はそれ以来となる。

16010形は、主要走行機器にJR485系のものが流用されていることから、西武時代と同じ仕様ではないが、塗色は『レッドアロー』のものを踏襲している。10000系は1995年までに5000系を置き換えた車両であり、今後は富山地鉄で新旧の『レッドアロー』を見ることができるかもしれない。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る