ロールスロイスの国際子どもデザインコンペ、日本人に環境部門の最優秀

日本のSAYA(6歳)の「THE CAPSULE」の原画とロールスロイスによるデザインレンダリング。環境部門の最優秀作品
日本のSAYA(6歳)の「THE CAPSULE」の原画とロールスロイスによるデザインレンダリング。環境部門の最優秀作品全 7 枚

ロールスロイスモーターカーズ(Rolls-Royce Motor Cars)は10月12日、16歳までの意欲的なデザイナーに、将来の夢のロールスロイスを設計してもらう「世界ヤングデザイナーコンペティション」の結果を発表した。

今回のコンペティションは、世界的な新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大の中、学校に行けない子ども達に楽しんでもらう機会を提供するのが狙い。未来のデザイナーに、自宅に居ながらにして、想像力と創造性を自由に発揮してもらうことを目指した。

ヤングデザイナーコンペティションはもともと、英国グッドウッドのロールスロイス本社で開催される従業員の家族の日のお祝いイベントにおいて、毎年行われているものだ。創造的な子ども達だけでなく、子ども達を誇りに思う両親や祖父母を喜ばせている。

今回の世界ヤングデザイナーコンペティションには、世界80か国以上の5000人を超える子どもから、作品が集まった。ロールスロイスのデザイン部門が、すべての作品を審査し、テクノロジー、環境、ファンタジー、ファンの4つのカテゴリーで最優秀作品と推奨作品を決定した。

応募作品には、ユニコーン、カメ、宇宙旅行、エジプトのピラミッド、パブロ・ピカソ、マルハナバチに触発されたデザインが含まれていた。作品の多くが、空を飛んだり水中を移動したりすることができる。多くの作品がまた、喜びや娯楽を追求し、人類と環境に利益をもたらすためのデバイスや新しいテクノロジーを提案していたという。

なお、応募者の原画をベースに、ロールスロイスは優秀作品をデザインレンダリング化した。このデザインレンダリングイラストは、優秀者に贈られる。ロールス・ロイス・モーター・カーズのトルステン・ミュラー・エトヴェシュCEOは、「すべての作品に込められたアイデア、努力、創造性には、素晴らしい才能がある。彼らが将来、ロールスロイスなどのカーデザイナーになったとしても、驚かないだろう」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  2. スバル初の小型クロスオーバーEV『アンチャーテッド』正式発表、2026年発売へ
  3. 大成建設、高速走行中の給電に成功、EV向け「無線給電道路」の実証実験で[新聞ウォッチ]
  4. 車内すっきり! ワンタッチでCarPlayがワイヤレスに、「OTTOCAST MINI」発売
  5. エブリイ&ハイゼットオーナー必見! 最新便利アイテムをレビュー[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る