水素社会の実現推進に向け新団体設立へ、トヨタなど9社が準備委員会に参画

トヨタのFCV、MIRAI(参考画像)
トヨタのFCV、MIRAI(参考画像)全 2 枚

トヨタ自動車など9社は、水素社会の実現を推進する新たな団体「水素バリューチェーン推進協議会」設立に向け、準備委員会を立ち上げ、具体的な検討を開始した。

準備委員会には、岩谷産業、ENEOS、川崎重工業、関西電力、神戸製鋼所、東芝、トヨタ自動車、三井住友フィナンシャルグループ、三井物産の9社が参画。岩谷産業が事務局を務める。

昨今、多くの国々が水素社会実現に向けた取り組みを加速している中、日本でもCO2削減に向けて水素の利用促進の可能性や課題が議論されてきた。水素需要拡大には様々な企業が連携し、安価な水素の供給と、水素利用の促進に取り組むことが必要だ。参画企業は、「水素需要創出」「スケールアップ・技術革新によるコスト低減」「事業者に対する資金供給」といった3点の課題解決を目指す横断的な団体が必要と認識し、新団体設立の具体的な検討を開始。12月初旬の団体設立を目指し、準備委員会では取り組みに賛同する企業、自治体、団体の参加を募る予定だ。

新団体では、水素バリューチェーン構築のため、横断的な取組を行うほか、水素社会の実現のため、社会実装に向けた動きを加速。また、金融機関と連携し、資金供給の仕組みづくりを推進するなど、事業化、渉外、調査等の機能を準備していく予定だ。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る