【CEATEC 2020】356社のうち46%が新規出展、自動車関連技術も盛りだくさん オンラインで今日開幕

「CEATEC 2020 オンライン」のついて説明するCEATEC実施協議会エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏
「CEATEC 2020 オンライン」のついて説明するCEATEC実施協議会エグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏全 2 枚

CEATEC実施協議会は10月19日、「CEATEC 2020 ONLINE」の一般公開を前日に控え、記者会見とメディアコンベンションを行った。これまで毎年、幕張メッセ(千葉市)で開催してきたが、新型コロナウイルスの影響で初の完全オンライン開催となる。

会期は10月20日から23日までの4日間で、スローガンが「ニューノーマル社会と共に歩むCEATEC」。ニューノーマルとは何かを考え、共創していく場と位置づけ、オンライン上に「ニューノーマルエリア」「企業エリア」「Co-Creation PARK」の3つの展示エリアと、「コンファレンスエリア」「公式イベントエリア」を加えた5つのエリアで構成し、12月末までオンデマンド配信される。

「今回は史上初のオンライン開催ということで、困難が伴った。例年以上の短い準備期間の中で、オンライン開催を実現するためのプラットフォームをCEATECのオリジナル版として用意した。出展者もオンラインだからこそということで、多くの皆さまに出展いただき、多種多様なコンテンツを揃えることができた」とエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は話す。

出展者数は356社・団体で、昨年の355社・団体を上回るが、形態が違うため単純には比較できないそうだ。「これまでは1つのブースの中に複数の企業が一緒に展示するという共同出展の形態があったため、共同出展者の数もカウントしていたが、今回はその形態がないため、出展者数イコール出展申込数となる」(鹿野氏)という。

「CEATEC 2020 オンライン」のエントランスページ「CEATEC 2020 オンライン」のエントランスページ

新規出展者も多く、その数は164社・団体で、全体の46%を占める。昨年が39%だったので、新規出展者が大幅に増えたといっていいだろう。しかもJETROの協力もあって、トルコやメキシコから初出展があった。

また、自動車関連の展示も盛りだくさんで、多くの企業が自慢の製品や技術を披露している。例えば、京セラは先日発表したコンセプトカー『Moeye(モアイ)』を通して、自動運転やMaaSの普及を見据えた未来のクルマを提案し、開発者のインタビューなどを紹介している。

また、シャープはテレマティクスサービス「LINC Biz mobility」を紹介。これは車両やドライバーの管理と効率的な運用を実現する動態管理のトータルソリューションで、GPSモジュール端末、LTEデータ通信、端末管理クラウドサービスをオールインワンで提供するものとのことだ。

そのほか、タイコエレクトロニクスジャパンは自動車向けコネクターやセンサーなどCASE時代に欠かせない製品、TDKはEモビリティ用のバッテリーソリューションや車載用受動部品、ゼンリンは「ZENRIN MAP ECOSYSTEM」を活用した次世代自動車向けCASEソリューション、などを紹介していた。

「今回はいつでも、どこからでも参加いただける新たな取り組みとなる。オンラインの特長を活かし、CEATEC史上最多の来場者を目指したい」と鹿野氏は話していた。

《山田清志》

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