遺失物が窓口へ届くと音で通知…東急が全線で忘れ物検知サービス 10月26日から

トラッカーとスマートフォンの活用で、遺失物窓口の負担をどれだけ減らせるのか? 写真はJR東日本東京駅。
トラッカーとスマートフォンの活用で、遺失物窓口の負担をどれだけ減らせるのか? 写真はJR東日本東京駅。全 4 枚写真をすべて見る

東急電鉄(東急)は10月23日、全線の88駅で忘れ物検知サービスを10月26日から開始すると発表した。

これは、GPSで取得した位置情報などをBluetoothを使って送信する「トラッカー」というものを活用するもの。今回導入されるトラッカーは『Tile(タイル)』と呼ばれるもので、これを付けた忘れ物や落とし物が駅窓口に届けられると、駅に設置されたTile用のアクセスポイントを通して自動的かつ匿名で持ち主のスマートフォンへ音で通知される。

東急によると、年間37万件(2019年度実績)の「遺失物」と呼ばれる忘れ物や落とし物が発生しており、そのうち持ち主に返還することができた割合は40%程度に留まっているという。

そのため、遺失物の保管場所不足や警察への送付業務の増大などが課題となっており、2018年7月から東横線、田園都市線渋谷駅でTileを試験的に導入した結果、一定の効果が見込まれるとして本導入に至った。

東急では2019年7月から『MAMORIO』と呼ばれる紛失防止タグを導入し、遺失物の追跡サービスを行なっており、今回のTile導入と合わせて「追跡サービスを利用できるお客さまが増えることで、お忘れ物のさらなる返還率向上を目指します」としている。

導入される駅は、こどもの国線恩田・こどもの国、世田谷線西太子堂・若林・松陰神社前・世田谷・宮の坂・山下・松原の各駅を除いた駅。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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