ポルシェの営業利益39%減、日本の新車販売は5%増 2020年1-9月期決算

ポルシェ・カイエン・ターボ・クーペとポルシェ・カイエン・クーペ
ポルシェ・カイエン・ターボ・クーペとポルシェ・カイエン・クーペ全 4 枚

ポルシェ(Porsche)は10月30日、2020年1~9月期の決算を発表した。

同社の発表によると、1~9月期の売上高(金融部門を含む)は、194億0600万ユーロ(約2兆3655億円)だった。前年同期の204億9000万ユーロに対して、5.3%減とマイナスに転じた。

また、1~9月期の営業利益(特別項目を含む)は、20億1100万ユーロ(約2450億円)にとどまった。前年同期の33億4600万ユーロに対して、39.9%減少している。

2020年1~9月の世界新車販売台数は19万1547台で、前年同期比は5%減とマイナスに転じた。市場別実績では、最大市場の中国が6万2823台を販売した。前年同期比は2%減と、2年ぶりに減少した。中国を含めたアジア太平洋/アフリカ/中東地域は、1%増の8万7030台と、2年連続で増加する。このうち、日本は1~9月、5464台を販売した。前年同期比は5.1%増と堅調だった。

単一市場で、中国に次いだのは米国だ。1~9月の米国実績は、3万9734台。前年同期比は12%減とマイナスに転じた。欧州は5万5483台を販売し、前年同期比は9%減と2年連続のマイナス。このうち、地元ドイツは1万7462台にとどまり、前年同期比は23%減と2年連続で前年実績を下回った。

モデル別では、SUVの『カイエン』が6万4299台を売り上げ、『マカン』を抜いて最量販車に。前年同期比は3.6%増と、新型効果で引き続き伸びた。マカンは5万5124台にとどまった。前年同期比は25.5%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。『911』シリーズは、1%増の2万5400台。EVスポーツカーの『タイカン』は、1万0944台を販売している。

《森脇稔》

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