ギリギリを攻めるトランポドライバーの妙技…SUPER GT 第7戦

SUPER GT第7戦 ツインリンクもてぎ搬入の様子
SUPER GT第7戦 ツインリンクもてぎ搬入の様子全 32 枚

SUPER GTのドライバーも極限のドライビングを行うが、マシンや機材を運ぶトランポのドライバーも、ギリギリを攻める妙技を見せるのがツインリンクもてぎの搬入搬出だ。

ツインリンクもてぎはパドックは広いが、パドックに繋がる道路が狭く、トランポのサイズがいつもギリギリ。ドライバーの腕の見せどころとなっているサーキットのひとつだ。

今シーズンは新型コロナウイルスのおかげで、SUPER GTの開催時期がずれ込んだことと、感染拡大を防ぐ意味合いで、開催場所を富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎに限定している。ツインリンクもてぎも第4戦と今回の第7戦での開催となる。

SUPER GTは通常ならば上記の3サーキットのほかに、岡山国際サーキット、スポーツランドSUGO、オートポリスで行われる。富士スピードウェイは搬入路やパドックも広いが、ほかのサーキットは意外にも搬入路かパドックかのどちらか、または両方が狭く搬入に苦労するサーキットも多い。

ツインリンクもてぎはパドックは広いが搬入路が狭く、コースをくぐるトンネルがトランポのサイズギリギリの設計となっているだけでなく、すぐに曲がらなくてはならないため、見ているとぶつからないのかいつもハラハラする。

パドックに入る分には余裕があるが、搬出の時にトレーラーを通路の端っこまで寄せてもギリギリになる。そんなトランポギリギリのトンネルをいとも簡単に抜けるトランポドライバー。そしてパドックは止める場所が厳格に決められており、ぴったりに合わせる技も披露してくれる。いつみても惚れ惚れするテクニックだ。

そして広いと言っても勝手に搬入するのでは混乱が起きるだけなため、パドックの奥から順序よく入れる必要がある。別の駐車場で待機して順番にパドックへ向かうその段取りなども毎回大変な様子だ。

以前は金曜日の搬入の時でもレースファンはパドックに入れたが、現在はパドックに入るのには関係者パスが必要になる。搬入搬出はトランポファンにとってはいちばんの見所だが、新型ウイルスが落ち着いて、パドックに自由に入れるようになるまでは辛抱したい。

《雪岡直樹》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る