レクサス LS 改良新型、ハイブリッド性能が向上…11月下旬米国発売

ハイブリッドは0~96km/h加速5.1秒に

新デザインのフロントマスク

アマゾンの音声アシスト「アレクサ」と連携

レクサス LS 改良新型(米国仕様)
レクサス LS 改良新型(米国仕様)全 23 枚

レクサスは11月11日、改良新型『LS』(Lexus LS)の米国仕様車を発表した。11月下旬に米国市場で発売される予定だ。

ハイブリッドは0~96km/h加速5.1秒に

米国仕様車のパワートレインは、ハイブリッドとガソリンの2種類だ。このうち、ハイブリッドの「LS500h」グレードは、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンに2基のモーターを組み合わせた。コンパクトで軽量なリチウムイオンバッテリーを搭載している。

使用頻度の多い走行領域における加速時のバッテリーアシスト量を増加させることで、より余裕のある加速を追求した。発進加速時のエンジン最高回転数を低下させ、静粛性の向上も実現している。米国仕様の場合、ハイブリッドシステム全体で、354hpのパワーを引き出す。「RWD」(後輪駆動車)の場合、0~96km/h加速5.1秒の性能を備えている。

また、「AVSソレノイド」を新開発し、減衰力を低減した。ランフラットタイヤの縦バネ剛性とスタビライザーバーの剛性も最適化する。エンジンマウント内のオリフィスを変更することで減衰特性の変更を行い、室内に伝わる振動を低減した。「ANC(アクティブ・ノイズ・コントロール)」と「ESE(エンジン・サウンド・エンハンスメント)」のチューニングを変更し、静粛性を引き上げている。

新デザインのフロントマスク

エクステリアでは、フロントバンパーコーナー部に縦基調のキャラクターラインを新たに配置した。フロントバンパー下端のメッキモールがサイドまで回り込む造形とすることで、伸びやかさも表現している。

新デザインの小型3眼ランプユニットとL字を際立たせたクリアランスランプの下に、「ブレードスキャンAHS」を搭載した。厚みのあるヘッドランプ形状としたほか、サブラジエーターグリルをスクエア形状とし、外側に配置した。スピンドルグリルのメッシュカラーは、ダークメタリックに変更されている。

リアは、テールランプ内のメッキモールをピアノブラックに変更するとともに、厚みを感じさせるランプ形状とした。「F SPORT」はサブラジエーターグリルのガーニッシュをサイドまで回り込ませることで、ワイドさを強調する。専用色のスピンドルグリルや20インチホイールも採用された。

アマゾンの音声アシスト「アレクサ」と連携

インテリアは、新開発のパロミノレザーが選択できる。新しいインテリア装飾オプションとして、特別なブラックレーザーとオープンポアブラックトリムが用意された。

マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するとともに、Apple 「CarPlay」とグーグル「Android Auto」に対応させた。iPhoneやAndroidスマートフォンを12.3インチタッチワイドディスプレイに連携させることにより、画面操作や音声操作が可能になるなど、利便性を追求している。

ステアリングホイールとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一し、視認性を向上させた。使用頻度の高いシートヒーター、ステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチを、センターコンソールに追加している。シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するとともに、ウレタンパッドに低反発素材を新たに採用した。これによって、振動吸収と柔らかな座り心地を両立し、快適性も向上させているという。

米国仕様は、アマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ」(Alexa)と連携する。ユーザーは、自宅の照明、空調、セキュリティシステムなどのスマートホームデバイスを、車内から遠隔でコントロールすることができる

《森脇稔》

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