【F1 トルコGP】フリー走行はレッドブル・ホンダのフェルスタッペンがトップ…上位7台中4台がホンダパワー

F1トルコGP
F1トルコGP全 9 枚

トルコ、イスタンブールパーク・サーキットで13日、F1第14戦トルコGPが開幕。初日のフリー走行はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)がトップタイムを記録した。

コロナ禍によるスケジュール変更で急遽加えられ、2011年以来9年ぶりの開催となったイスタンブールパーク・サーキットでのトルコGP。180度以上回り込む高速コーナーの「ターン8」など、魅力的なコースレイアウトが特徴のサーキットだ。

初日のフリー走行1回目は「まるで氷の上を走っているみたいだ」と無線で話すドライバーがいるほど路面がグリップせず、スピンやコースアウトを喫するマシンが多く現れた。再舗装された新しい路面であることに加え、路面温度が19度と低かったことも原因だと思われる。そのため、フリー走行1回目でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が記録したトップタイムは、2005年にマクラーレンのキミ・ライコネンが決勝レース中に記録したコースレコード1分24秒454より10秒以上遅い1分35秒077だった。

フリー走行2回目が始まると徐々にタイムは上がり、残り45分でアレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)が初めて1分30秒を切り、1分29秒627を記録した。通常はソフトタイヤでコースインし、その次のラップでタイムを刻むが、今回はタイヤの温めに苦労し、ソフトタイヤで数周走って最速タイムを記録するドライバーが多く見受けられた。

残り36分、フェルスタッペンが1分28秒984までタイムを縮めトップに躍り出ると、その直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分28秒731で逆転。しかし残り32分、9周走ったソフトタイヤでフェルスタッペンが1分28秒330を記録して、再びトップに躍り出た。

その後はこのタイムを更新するものは現れず、フリー走行2回目はフェルスタッペンがトップでセッションを終えた。

2番手はルクレール、3番手はバルテリ・ボッタス(メルセデス)。ランキングトップのルイス・ハミルトン(メルセデス)が4番手、以下ホンダ勢が続き、5番手アルボン、6番手ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)、7番手ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)となり、トップ7に4台のホンダPU搭載車が入る結果となった。

トルコGPは14日にフリー走行3回目と公式予選が行われ、14日19時10分(日本時間)に58周の決勝レースがスタートする。

■トルコGP フリー走行2回目結果
1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分28秒330
2. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分28秒731
3. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分28秒905
4. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分29秒180
5. アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)/1分29秒363
6. ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)/1分29秒689
7. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分29秒944
8. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)/1分30秒022
9. ランス・ストロール(レーシングポイント)/1分30秒297
10. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分30秒735
11. セルジオ・ペレス(レーシングポイント)/1分31秒104
12. エステバン・オコン(ルノー)/1分31秒380
13. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分31秒493
14. カルロス・サインツ(マクラーレン)/1分31秒498
15. ダニエル・リカルド(ルノー)/1分31秒660
16. キミ・ライコネン(アルファロメオ)/1分31秒932
17. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分32秒302
18. ロマン・グロージャン(ハース)/1分32秒570
19. ケビン・マグヌッセン(ハース)/1分32秒807
20. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分33秒488

《藤木充啓》

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