BMW、都市向けの「つながる」電動スクーター提示…『デフィニション CE 04』[動画]

従来のスクーターと異なるデザイン

都市部の顧客の1日の最大移動距離12kmを想定した航続

スクーター最大級の10.25インチディスプレイ

BMWモトラッド・デフィニション CE 04
BMWモトラッド・デフィニション CE 04全 21 枚

BMWの二輪部門のBMWモトラッドは11月11日、現在開催中の「#NEXTGen 2020」において、『デフィニション CE 04』(BMW Motorrad Definition CE 04)をデジタルワールドプレミアした。

「#NEXTGen」は、BMWグループが2019年に開始したデジタルイベントだ。第2回目となる今年の #NEXTGen 2020では、BMWグループがモビリティの未来に向けた独自の展望を明らかにする。

BMWグループは#NEXTGen 2020において、自動車産業の変化がどのように推進されているかを、さまざまな方法で提示する。さらに、BMWグループは、個人のモビリティの未来のために、最新の製品、革新的な技術開発、車両コンセプトを紹介する。

BMWモトラッドが、#NEXTGen 2020においてはデジタルワールドプレミアしたデフィニション CE 04は、排ガスを出さない100%電動のスクーターだ。新たな都市の移動とコミュニケーションの手段を定義することを目指す。ライダーとバイクがコネクトするスタイルも提案している。

従来のスクーターと異なるデザイン

デザインは、新しい都市の美学とスタイルの進化を体現したものだ。電動パワートレインシステムにより、従来のスクーターのスタイリングと一線を画すデザインが可能になったという。クリアなラインやミネラルホワイトメタリックのパネルなどが、モダンなプロポーションを生み出した。ツートンカラーのスプリットが、この印象を高めている。

車体上側のミネラルホワイトメタリックパネルに対して、車体下側のスイングアームやスプリングストラットなどは、マットブラックで塗装された。スリムなバッテリーと後輪部分のコンパクトなドライブユニットが特長だ。サイドアクセスコンパートメントには、ヘルメットを収納できる。

ドライブユニットとサスペンションエレメントは、意図的に一体デザインとした。そのため、サイドパネルが後部のサイドセクションを完全に覆っていない。ドライブユニット、冷却リブ、スイングアーム、スプリングストラットなどが見えるようにした。

ライトのデザインは、モダンかつコンパクト。2つのU字型LEDフロントライトは、クリアなレイアウトとスリムな輪郭が、フロントセクションのモダンで先駆的なイメージを際立たせた。リアライトは、2つのC字型ライトエレメントの形で、リアサイドパネルに組み込まれている。

都市部の顧客の1日の最大移動距離12kmを想定した航続

ドライブユニットとバッテリーパックは、毎日の通勤や都市での移動用に設計された。都市部の顧客の1日の最大移動距離の12kmを想定した航続を追求する。

また、低い位置に搭載されたバッテリーパックによる低重心化により、遊び心のあるハンドリングとダイナミックな乗り心地を実現しているという

重いパッドを廃しながら快適性を実現したシートは、フローティングベンチデザインにより、ライダーは後方から簡単に座ることができるよう配慮している。

スクーター最大級の10.25インチディスプレイ

デジタルアプリケーションに関して、実用的でユーザー指向のソリューションに焦点を当てている。たとえば、デフィニションCE 04のライダーは、バイクとスマートフォンを組み合わせて、周囲とつながることができる。10.25インチのディスプレイは、スクーターセグメントで最大サイズ。ライダーのアナログとデジタルの世界をつなぐインターフェイスとして機能する。

デフィニション CE 04向けに、ライダーウェアを専用開発した。毎日使えるようデザインされたカジュアルで暖かいパーカーは、スリーブとフードにライトガイドを組み込み、夜間の被視認性を向上させた。袖のセンサーによって作動し、色を変えることもできる。

ライダーが外部と連絡を取れるように、パーカーの内ポケットには、スマートフォンの誘導充電システムが装備された。黒のライディングジーンズ、スタイリッシュなスニーカー、白のオープンフェイスヘルメットも用意されている。

《森脇稔》

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