ドゥカティのクルーザー『Xディアベル』に2021年型、2気筒エンジン強化…欧州発表

スポーツカーの世界にヒントを得たカラーリング

2気筒エンジンの最大出力は8ps向上し160psに

ローンチコントロールの「ドゥカティ・パワー・ローンチ」

ドゥカティ Xディアベル の2021年モデル
ドゥカティ Xディアベル の2021年モデル全 17 枚

ドゥカティは11月12日、『Xディアベル』(Ducati XDiavel)の2021年モデルをデジタルワールドプレミアした。

写真:ドゥカティ Xディアベル の2021年モデル

Xディアベルは、ドゥカティのクルーザーモデルだ。Xディアベルは、エキサイティングなパフォーマンス、スポーツバイクならではの力強いパワー、最先端のエレクトロニクスを、典型的なクルーザーモデルのキャラクターと組み合わせている。低く長いボディ、前方に設置されたフットペグ、低回転でもパワフルなトルクなどの特長を持つ。

スポーツカーの世界にヒントを得たカラーリング

2021年モデルには、アップデートが施された。2021年モデルは、新たに2つのバージョンとして、「Xディアベル・ブラックスター」と「Xディアベル・ダーク」を設定する。

新しいスポーツバージョンが、Xディアベル・ブラックスター。一方、マットブラックカラーでコーディネイトされたのが、Xディアベル・ダークだ。両モデルによって、ラインナップを強化している。

Xディアベル・ブラックスターは、スポーツカーの世界にヒントを得たカラーリングと装備が特徴だ。専用のカラーリングは、マットグレーとブラックを組み合わせたもので、レッドのアクセントが追加されている。このカラーは、ファミリーを印象付ける「X」コンセプトを体現するもので、クリアな交差するラインを備える。

一方、Xディアベル・ダークは、マットブラックカラーで塗装された。ドゥカティは1998年、マットブラックを採用した『モンスター600』を発表して以来、20年以上にわたってこのカラーをさまざまなモデルに設定してきた。Xディアベル・ダークでは、メカニカルコンポーネント、プレート、各部のディテールに至るまで、ブラック仕上げで統一され、最大限にシンプルにするというというドゥカティのデザインコンセプトを強調している。

2気筒エンジンの最大出力は8ps向上し160psに

2021年モデルのXディアベルの全バージョンに搭載されるドゥカティ「テスタストレッタDVT 1262」2気筒エンジンは、ユーロ規制に対応するすべての国において、ユーロ5に適合している。この新しいヨーロッパの排出ガス基準に準拠するために、サイレンサーのレイアウトが変更されるとともに、新しいデザインが採用された。エンジンのキャリブレーションも更新されている。その結果、160ps/9500rpmの最大出力と、13.0kgm/5000rpmの最大トルクを獲得した。ユーロ4バージョンのエンジンと比較して、ユーロ5規制対応国向けでは、最大出力が8ps、最大トルクが0.2kgm向上している。

Xディアベルの最大トルクの約80%は、2100rpmという非常に低い回転域から引き出される。これにより、スロットルをわずかに開くだけで、シフトダウンすることなく、低速からスムーズに加速することが可能になる。その感覚は、クルーザーモデルそのものという。

最大トルクは、ドゥカティの2気筒エンジンとしては異例に低い5000rpmで発生する。パワーが必要な場合は、そのままスロットルを開ければ、ユーロ5規制対応国仕様では、9500rpmで最大出力の160psに到達する。

ローンチコントロールの「ドゥカティ・パワー・ローンチ」

「ドゥカティ・パワー・ローンチ(DPL)」により、Xディアベルのドラッグスターマシンとしての能力が解き放たれるという。このシステムは、選択した設定に基づき、ボッシュ製慣性プラットフォーム(「IMU」)が燃料噴射量を調整し、DTCが介入することにより、すばやく安全なスタートを切ることが可能になる。

「ライド・バイ・ワイヤ(RbW)」システムは、Xディアベルのスロットルとエンジンを電子的につなぐインターフェースだ。選択したライディングモードに基づいて、理想的なパワーレベルを決定するという。

Xディアベルは、標準装備が充実している。その内容には、ボッシュ製慣性プラットフォーム(IMU)、コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール、ドゥカティ・パワー・ローンチ(DPL)、フルLEDライティングシステムがある。「S」と「ブラックスター」バージョンでは、デイタイムランニングライト、目視可能な機械加工が施された鍛造アルマイト仕上げのサイドフレームプレート、ビレットアルミ製リアビューミラー、「ドゥカティ・マルチメディア・システム」が含まれている。

《森脇稔》

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