Visaカードで運賃のタッチ決済が可能に…京都丹後鉄道に導入、鉄道では初 11月25日から

西舞鶴駅の宮舞線列車。
西舞鶴駅の宮舞線列車。全 2 枚
WILLERは11月20日、同社の子会社であるWILLER TRAINSが運行を担う京都丹後鉄道に、11月25日からVisaタッチ決済を導入すると発表した。

国際標準のセキュリティ認証技術を活用しているVisaのタッチ決済は、日本を含む約200ヶ国と地域で展開されており、日本ではタッチ決済対応カードの発行枚数が2020年9月時点で3230万枚を超えている。今回の京都丹後鉄道への導入は、日本の鉄道における初のVisaタッチ決済となる。

導入に際しては、三井住友カードがタッチ決済の導入支援、QUADRACがキャッシュレス運賃決済プラットフォームの提供、ビザ・ワールドワイド・ジャパンがタッチ決済に関するソリューションの提供、三井住友銀行がサービス導入のためのエリア展開協力をそれぞれしており、WILLERは協働してサービスの企画や設計を行なっている。

カードはクレジット、デビット、プリペイドのいずれにも対応しており、交通系ICカードと同様に、駅や車内に設置された読取用端末のVisaタッチリーダーにカードをかざすだけで運賃の決済が行なわれる。1日乗車券などの均一運賃のみならず、GPSを活用することで対キロ運賃の決済も可能となっている。

WILLERではこのタッチ決済について、「今後はMaaSアプリや鉄道、バスを含む様々な交通サービスへの提供も検討しています」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る