FCAとPSAの対等合併、2021年1月の臨時株主総会で承認へ…世界4位の「ステランティス」

FCAとPSAグループの統合後の新会社「ステランティス」のロゴ
FCAとPSAグループの統合後の新会社「ステランティス」のロゴ全 3 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループは11月18日、新たなグループ「ステランティス」の設立に向けて、両社の対等合併の承認を議題とする臨時株主総会を、2021年1月4日に開催すると発表した。

PSAグループとFCAは対等合併することによって、世界新車販売台数が、年間およそ870万台になる。フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンス、トヨタグループに次いで、世界第4位の自動車グループが誕生する予定だ。

合併後の新会社のステランティスは、高級車、大衆車からSUVやトラック、小型商用車に至るまで、すべての主要セグメントをカバーする。北米と中南米におけるFCAの強みと、欧州におけるPSAグループの強みを生かすことが可能になる。

また、車両のプラットフォーム、エンジン、新技術への投資を最適化し、規模を拡大することで、シナジー効果を追求する。量販モデルの3分の2以上を2つのプラットフォームに集約し、小型プラットフォームとコンパクト/ミッドサイズプラットフォームを、年間およそ300万台の車両が使用する。

FCAとPSAグループは、ステランティスの設立に向けて、両社の対等合併の承認を議題とする臨時株主総会を、2021年1月4日に開催する。株主の承認と関係当局の承認が得られれば、ステランティスは正式に発足することになる。

《森脇稔》

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