BMW、自動運転の新会社を設立---物流分野における自律型ロボットの開発を強化

BMWグループの「スマート・トランスポート・ロボット(STR)」
BMWグループの「スマート・トランスポート・ロボット(STR)」全 3 枚

BMWグループ(BMW Group)は11月20日、物流における自動運転ソリューションを開発する新会社、「IDEALworks」をドイツ・ミュンヘンに設立した、と発表した。

写真:BMWグループの「スマート・トランスポート・ロボット(STR)」

BMWグループは2015年、「スマート・トランスポート・ロボット(STR)」をフラウンホーファー研究機構と共同開発した。フラットで自律型の移動ロボットは、最大1トンの商品を輸送できる。例えば、工場内で組み立てられる車両の部品を満載したカートが、無人の自動運転で工場内を移動することを可能にした。

スマート・トランスポート・ロボット(STR)は、独自に最適なルートを計算し、「SLAM」(Simultaneous Localization and Mapping)ナビゲーション方式を使用して、自由に移動する。 SLAMアルゴリズムでは、建物にナビゲーション送信機を設置する必要がないため、新しい環境で素早くセットアップできる。EVのBMW『i3』のバッテリーから、STRに電力を供給することも可能だ。

現在、130を超えるSTRが、BMWグループのいくつかの異なる工場ですでに量産されている。次世代のSTRは、2020年末に市場導入される予定だ。

なお、BMWグループは、物流分野における自律型ロボットソリューションのリーディングサプライヤーを目指す、としている。

《森脇稔》

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