FCAとPSAの合併後の新会社「ステランティス」、株式上場へ…金融当局から目論見書が承認

FCAとPSAグループの統合後の新会社「ステランティス」のロゴ
FCAとPSAグループの統合後の新会社「ステランティス」のロゴ全 7 枚

FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルス)とPSAグループは11月20日、両社の合併後の新会社「ステランティス」(STELLANTIS)の株式上場に関する目論見書が、オランダの金融当局から承認された、と発表した。

ステランティスとは、ラテン語の「stello」に由来し、「星で明るくなる」ことを意味する。ステランティスの社名には、FCAとPSAグループのそれぞれの豊かな歴史に敬意を表すとともに、自動車業界を変える合併を推進するエネルギーを表現しているという。

両社の対等合併によって、世界新車販売台数は、年間およそ870万台になる。フォルクスワーゲングループ、ルノー日産三菱アライアンス、トヨタグループに次いで、世界第4位の自動車グループが誕生する。

合併後の新会社は、高級車、大衆車からSUVやトラック、小型商用車に至るまで、すべての主要セグメントをカバーする。北米と中南米におけるFCAの強みと、欧州におけるPSAグループの強みを生かすことが可能になる。

また、車両のプラットフォーム、エンジン、新技術への投資を最適化し、規模を拡大することで、シナジー効果を追求する。量販モデルの3分の2以上を2つのプラットフォームに集約し、小型プラットフォームとコンパクト/ミッドサイズプラットフォームを、年間およそ300万台の車両が使用する。

このステランティスの株式上場に関する目論見書が、オランダの金融当局から承認された。オランダの金融当局から承認されたのは、ステランティスの欧州での株式上場について。なお、ステランティスの株式上場は、フランス・パリと米国ニューヨークの両証券取引所が予定されている。

《森脇稔》

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