JR東日本の新幹線すべてで圏外が解消…山形新幹線全線で通話可能に 12月15日から

山形新幹線の足湯付き観光列車『とれいゆ』。
山形新幹線の足湯付き観光列車『とれいゆ』。全 2 枚

JR東日本は11月25日、山形新幹線のトンネル内における携帯電話サービスを12月15日から開始すると発表した。

今回サービスが開始される区間は、峠~大沢間と芦沢~舟形間で、両区間計6トンネル(約2km)で通話が可能になる。これにより山形新幹線は、全線で携帯電話の圏外が解消されることになった。

JR東日本では2001年12月、東北新幹線東京~大宮間を皮切りに長大トンネルが多い新幹線での「携帯電話不感対策」に取り組んできたが、2016年からは総務省方針の下、国が推進する電波遮へい対策事業の補助金を活用し、通信事業者(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル)と共同でトンネル内での圏外を解消するための地上設備を整備してきた。

そして、2020年7月までには東北・上越・北陸・秋田の各新幹線で圏外が解消。今回の山形新幹線での解消により、JR東日本の新幹線は最初の対策から19年で全区間での通話が可能となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、第3世代e-POWER向けエンジンに世界初技術…コールドスプレー工法バルブシート採用
  2. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  3. あさひ、通勤向け電動アシスト自転車「OFFICEPRESS-e」モデルチェンジ…安全性と整備性を向上
  4. スバル『アウトバック』新型、約515万円から…年内米国発売へ
  5. ジープ初の1.6リットルターボハイブリッド搭載、SUV『チェロキー』新型が四角い新デザインで登場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る