ブガッティ シロン に「空の伝説」を称える限定車、20台のみで288万ユーロ

1920年代の航空機の外装色を現代的に解釈した特別塗装

往年の航空機の天然皮革を彷彿とさせるライトブラウンレザー

最大出力1500hpで最高速420km/h

ブガッティ・シロン・スポール の「レ・レジェンド・デュ・シエル」
ブガッティ・シロン・スポール の「レ・レジェンド・デュ・シエル」全 19 枚

ブガッティは11月24日、『シロン・スポール』(Bugatti Chiron Sport)に「レ・レジェンド・デュ・シエル」(Les Legendes du Ciel、空の伝説)を設定し、世界限定20台を販売すると発表した。

写真:ブガッティ・シロン・スポール の「レ・レジェンド・デュ・シエル」

ブガッティは、110年以上前に設立されて以来、航空と密接な関係がある。アルバート・ディーボ、ロベール・ブノワ、メオ・コスタンティーニなど、多くの成功したブガッティのレーシングドライバーが、フランス空軍で飛行した。

また、ブガッティの創業者のエットーレ・ブガッティは、常に航空に触発されてきた。エットーレ・ブガッティは1915年、航空機エンジンを設計した。1937年には、速度記録を破ることを目指して、航空機も開発した。第二次世界大戦の勃発により、プロジェクトは中止されたが、エットーレ・ブガッティは生涯を通じて、パイロットと個人的に密接な関係を保っていた。

この特別なシロン・スポールは、ブガッティの空の伝説を称えるモデルだ。ブガッティのドライバーがかつて、多くの経験を積んだ歴史的な航空機をモチーフに取り入れた。専用のボディカラーをはじめ、ダイヤモンドカットのアルミを備えた特別なフルレザーインテリアを装備した。

1920年代の航空機の外装色を現代的に解釈した特別塗装

同車の特長は、1920年代の航空機の外装色を現代的に解釈した特別なマットグレーの「Gris Serpent」塗装にある。この塗装が、車両全体に施された。ホワイトの光沢センターストライプが、フロントノーズからフード、ルーフ、リアウイングへと続く。フロントフェンダーには、プロペラと「Les Legendes du Ciel」のロゴがあしらわれる。ブルー、ホワイト、レッドのトリコロール「Le Bleu-Blanc-Rouge」は、ブラックカーボンファイバー製のサイドシルの前部に装飾された。

フロントのラジエーターグリルは、グロスブラック仕上げだ。グリル内のメッシュは、レーザーカットされたアルミ製で、パレードで編隊飛行する飛行機を彷彿とさせるダイナミックなパターンとした。

ドアを開けると、エントリーライトが専用のロゴを地面に投影する。ドアシルはつや消しアルミ製で、センターコンソールに「Les Legendes du Ciel」のロゴが入る。エンジンカバーはブラックカーボンファイバー製だ。これらの軽量コンポーネントが、白い文字との間で、コントラストを演出する。リアには、ブラックのカーボンファイバーと3Dプリントされた耐熱インコネル製のエキゾーストトリムカバーが装着されている。

往年の航空機の天然皮革を彷彿とさせるライトブラウンレザー

インテリアも前世紀の航空機を連想させる。室内全体に上質な「ガウチョ」レザーを使用した。ライトブラウンのレザーは、往年の航空機の天然皮革を彷彿とさせるものだという。

アルミ製トリム、ヘッドレストの「Les Legendes du Ciel」ロゴ、限定車を示す「1of20」のアルミ製インレイが採用された。ブガッティはオプションで、前世紀のオープントップ航空機のように乗員が空を見渡すことができるガラスルーフの「スカイビュー」と、コンフォートシートを設定している。

ドアトリムには、1916年に製造されたフランスの複葉戦闘機「ニューポール17」とブガッティの名車、『タイプ13』が描かれた。

最大出力1500hpで最高速420km/h

ミッドシップに搭載されるのは、8.0リットルW16気筒+4ターボだ。2ステージターボ化されており、最大出力1500hp/6700rpm、最大トルク163kgm/2000~6000rpmを引き出す。従来型『ヴェイロン』の最大出力1200hp、最大トルク153kgmに対して、300hp、10kgm強化された。

トランスミッションは7速デュアルクラッチ「DSG」で、駆動方式は4WDだ。0~100km/h加速2.5秒、最高速420km/h(リミッター作動)という世界最高峰の性能を備えている。

なお、ブガッティは2020年末から、シロン・スポールのレ・レジェンド・デュ・シエルを20台、生産する予定だ。価格は288万ユーロ(約3億5800万円)、としている。

《森脇稔》

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