竹で除雪する作業車を開発---マイクロプラスチック削減 NEXCO中日本

竹製エッジ
竹製エッジ全 4 枚

NEXCO中日本は11月25日、除雪車のスノープラウの先端に取り付けるスノーエッジとして、環境にやさしい「竹製エッジ」を開発したと発表した。

除雪車に装着するスノープラウのエッジにはポリウレタンゴム製を使用している。路面との摩耗によりエッジから発生するマイクロプラスチックによって環境への影響を低減するため、環境にやさしいスノーエッジを開発してきた。

竹製エッジは、竹製ブラシを重ねた帯を回転させながら、札幌や函館の市電の軌道敷を走行して除雪する「ササラ電車」をヒントに開発した。スノープラウの先端に装着するエッジを試作して、各種試験を実施し、ポリウレタンゴム製よりも環境にやさしく、除雪の作業性に富んだ竹製エッジを開発した。

ポリウレタンゴム製と比べて硬度が高いことから、路面との接触によるたわみが少なくなるため、除雪作業操作がしやすい。また、ポリウレタンゴム製と比べて軽量なため、エッジの交換作業も容易としている。

スノープラウとエッジ(破線枠内)スノープラウとエッジ(破線枠内)

今冬期、北陸自動車道の除雪作業に「竹製エッジ」を試験導入し、除雪作業後の残雪状況など、路面の仕上がり状況について検証する予定。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. ルノー『キャプチャー』新型、4月4日デビューへ
  2. ドライブ中の突然の曇り問題にサヨナラ! DIYでウインドウ曇り防止 ~Weeklyメンテナンス~
  3. 【メルセデスベンツ Eクラス 新型試乗】SUV全盛の今に、果たしてどのような人が選ぶのだろう?…河村康彦
  4. メルセデスベンツ、新型パワートレイン搭載の「GLA180」発売…高性能モデルAMG「GLA45S」も追加
  5. シトロエンが新型SUVクーペ『バサルト・ビジョン』を発表 南米で2024年内に発売へ
  6. メルセデスベンツ『Gクラス』改良新型…449馬力の直6ツインターボ搭載、表情も変化
  7. ヤマハ発動機、EVレース「フォーミュラE」に2025年より参入へ 四輪レースはF1以来
  8. 「トヨタバッテリー」へ社名変更、多様な電動車用バッテリーを提供
  9. BYDが高級ブランド デンツァ『D9』の先行受注を開始! 同じ右ハンドル市場の日本投入は?…バンコクモーターショー2024
  10. 日産 キックス 新型、大胆デザインで登場…米国発表
ランキングをもっと見る