“スポーツ”への思い込め、車種横断で統一コンセプト…マツダ ブラックトーンエディション

マツダ ブラックトーンエディション
マツダ ブラックトーンエディション全 78 枚

マツダ『CX-8』『CX-5』が商品改良を受けた12月3日、特別仕様車として『ブラックトーンエディション』というモデルも発表された。特別仕様はこの2車種以外に『マツダ2』『マツダ6』にも設定されている。

【画像全78枚】

つまり、CX-8、CX-5、マツダ6、マツダ2の合計4車種をまたいで同じコンセプトの特別仕様車が発表されたことになる。ブラックトーンエディションは、ボディカラーの色ではなく、内外装を含む車両の基調色(トーン)を意味する。フロントグリル、ドアミラー、ホイール、バンパー下部トリム、シートが黒に統一される。シートにはレッドステッチがあしらわれ、クロス地シートの黒を引き締める。

ボディカラーは、それぞれの車種に設定がある色を選べるが、要所要所が黒で統一され、スポーティさを強調する。

ブラックトーンエディション投入の狙いは、これまでにない世界観を提案することだ。ユーザーの選択肢を少しでも広げるため、設定車種も4車種に広げている。黒はさまざまなボディカラーに対してなじみやすい。カラーアクセントとしてどんなボディカラーにも設定できる。黒は、全体を引き締める効果、色を際立たせる効果もある。

ブラックトーンエディションには、開発側の「スポーツ」に対する思いも込められている。マツダは第6世代以降、『ロードスター』を除くとスポーツに寄せたモデルを出していない。デミオはコンパクトな取り回しとパワーウェイトレシオの良さから、ジムカーナやダートラで活躍したクルマだ。今は『ファミリア4WDターボ』や『ランティス』のようなスポーツモデルもない。もちろん新世代車両のスペックは古い世代より上になる。しかし、洗練され上品なデザインに物足りなさを感じる人もいるだろう。

スポーティさは、フロントグリルやドアミラーの黒の他、シートとアルミホイールの黒が主張している。タイヤサイズは、マツダ2で185/55R16に5.5Jのホイール。マツダ6は225/45R19に7.5Jのホイール。CX-5とCX-8は、ともに225/55R19、7Jのホイールで、全て塗装はブラックメタリックとなっている。

マツダ2のメーカー希望小売価格は179万8000円(消費税込:以下同)から。マツダ6が328万3500円から。CX-5が304万1500円から。CX-8が361万6800円からとなっている。4車種とも価格でいうと中間のグレードで、特別仕様車ながら手が出しやすいモデルといえるだろう。

ブラックトーンエディションは、ターゲットとしては30~40代既婚男性を想定しているそうだ。しかし、マツダ社内で意見を聞いてみると、20代男性からの評価も高かったという。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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