ポールスター初のEV、カーオブザイヤー受賞…EV普及先進国ノルウェーで

ポールスター2
ポールスター2全 8 枚

ボルボカーズ傘下の高性能車開発メーカーのポールスターは12月1日、ブランド初のEVの『ポールスター2』(Polestar 2)が、「ノルウェーカーオブザイヤー」を受賞した、と発表した。

ポールスターの第1号車となるのが、高性能PHVクーペ『ポールスター1』だ。続くポールスター2は、ポールスター初のピュアEVで、テスラ『モデル3』などと競合するミッドサイズEVスポーツセダンとなる。

ポールスター2は、「プレミアムな5ドアファストバックEV」をテーマに開発された。車台は、ボルボカーグループの「CMA」(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)プラットフォームがベースとなる。

EVパワートレインは、前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。2つのモーターは合計で、最大出力408hp、最大トルク67.3kgmを引き出す。強力なモーターを搭載するポールスター2は、0~100km/h加速5秒以下の性能を発揮する。27個のモジュールで構成されるバッテリーパックは床下にレイアウトされ、蓄電容量は78kWhだ。1回の充電での航続は、最大470km(WLTPサイクル)の性能を持つ。

このポールスター2が、ノルウェーカーオブザイヤーを受賞した。同賞は、ノルウェーの新聞最大手、『ダグブラデット』(Dagbladet)が毎年主催している。審査員は、専門家、ジャーナリスト、ノルウェーのEV協会のメンバーで構成されており、彼らはポールスター2を、「リーズナブルな価格で、運転する大きな喜びを備えている」と評価した。

ノルウェーはEVの購入に、助成金を支給している。これにより2017年以来、ノルウェーでのEVのシェアは2倍以上に拡大し、現在ではおよそ50%に到達している。また、ノルウェー政府は、電動車の購入を支援する税制、充電インフラストラクチャの充実などによって、EVユーザーをサポートしている。これらすべてが、ノルウェーを世界で最もEVが普及している国に押し上げた。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  2. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. 世界最高級ピックアップトラック誕生!? トヨタ『センチュリーピックアップ』の可能性
  5. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る