【三菱 エクリプスクロス 改良新型】加藤CEO「SUVとしての性能と機能を追求」

三菱エクリプスクロス改良新型
三菱エクリプスクロス改良新型全 13 枚

三菱自動車は12月4日、一部改良したクロスオーバーSUV『エクリプスクロス』の販売を開始した。外観を変更したのを始め、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルを新たに設定したのが特徴。価格はガソリンモデルが251万1100円から、PHEVモデルが384万8900円からとなっている。

三菱自動車の加藤隆雄代表執行役CEOは同日開いたオンライン発表会で「新型エクリプスクロスは、より伸びやかなフォルムとし、ダイナミックでありながら上質なひとクラス上のSUVスタイリングを実現させた。またスタイリングの進化に加え、荷室容量を増やして使い勝手を高めたり、ボディや足回りの強化によって走りの質感を高めたりと、SUVとしての性能と機能を追求している。その上で『アウトランダーPHEV』で実績のあるシステムを継承したPHEVモデルを新たに設定した」と紹介した。

今回の一部改良のうちデザインに関してデザイン本部長を務める渡辺誠二執行役員は「PHEVモデルをラインアップするにあたりプロポーションを大きく進化させた。前後オーバーハングの延長を行い、PHEVシステム搭載と荷室容量の拡大を両立した。それによりリアデザインを大幅に変更し、スリークで伸びやかなプロポーションへと進化させ、大人の余裕を感じさせるエレガンスと大胆さ、パワフルでダイナミックなフォルムへと進化させた」と解説。

またフロントマスクについては「ダイナミックシールドデザインコンセプトをよりシャープで洗練されたデザインに進化させた。フロントの重心を上げて、よりSUVらしい堂々とした顔つきにするため、まずランプレイアウトから見直した」と明かした。

その上で「DRL(デイタイムランニングランプ)とターンランプを上部に配置し被視認性を向上させながら、薄型でシャープな形状にすることによって精悍さや先進性を表現している。そしてヘッドライトはライトとしての機能をストレートに表現したメカニカルな形状とし、スポーティなイメージを演出した。またバンパーサイドにヘッドライトを垂直に配置することで対向車や歩行者への防眩性や夜間時の路面状況がよりつかみやすくなるという配光性能も向上させた」と述べた。

一方、新たに設定されたPHEVモデルに関して粟野正浩セグメント・チーフ・ヴィークル・エンジニアは「PHEVのシステムそのものはアウトランダーから引き継いでいるが、足回りや走行性能に対してはエクリプスクロスが持っている行動意欲をかき立てるようなデザインに見合った足回りのチューニングにしている」という。

具体的には「例えばひとつカーブを曲がるにしても前後の駆動力配分、左右のブレーキ制御といったところを、お客様が意図した方向に行けるようにチューニングしている。アウトランダーの場合は少しゆったりというか優雅というか、そういった走行のチューニングだが、エクリプスクロスではより楽しく走って頂くためのチューニングに振っている」とのことだ。

《小松哲也》

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