岩手県出身で秩父鉄道最古の電気機関車が12月に引退…デキ108号引退記念乗車券を発売 12月12日から

貨物列車を牽引していた秩父鉄道のデキ100形108号。1972年に岩手の鉱山鉄道からやってきた古参電気機関車だ。
貨物列車を牽引していた秩父鉄道のデキ100形108号。1972年に岩手の鉱山鉄道からやってきた古参電気機関車だ。全 2 枚

埼玉県の秩父鉄道は、1951年製の電気機関車デキ100形デキ108号が12月に引退することを記念した「ありがとう!電気機関車108号機引退記念乗車券」を12月12日から発売する。

デキ100形は、戦後に日立製作所が地方私鉄向けの標準型電気機関車として製造したもので、秩父鉄道にはデキ101~108の8両が在籍していた。

このうちデキ107・108号の2両は、岩手県八幡平(はちまんたい)市内の花輪線大更(おおぶけ)駅と東八幡平駅を結んでいた松尾鉱業鉄道で、デキ101~106号とほぼ同車体のED501・502として使用されていたが、同鉄道は1972年10月に廃止。同年12月に秩父鉄道に転入したが、デキ107号は2015年に引退している。

デキ108号のラストランは、12月12日に熊谷~秩父間で運行されるツアー列車『快速秩父路デキ108号』となる模様で、12系客車を牽引する。

記念乗車券の発売額は800円で、2021年3月31日まで発売されるが、売切れ次第発売終了となる。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…
  2. ヤマハのネオレトロ『XSR900』、外装キットが国内20%超の装着率で「嬉しい誤算」その理由とは?
  3. 【三菱 デリカミニ 新型】インテリアはバージョン0.8から「2.0」に進化! 専用開発で実現した“らしさ”とは
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. レクサス NX、電動モデルのラインナップを拡充…2026年型を米国発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る