スバル初のPHV、クロストレック ハイブリッド に2021年型…今冬米国発売へ

EVモードは最大27km

新デザインのグリルとバンパー

スターリンク・マルチメディア・プラス

PHV専用のコネクトサービス

最新のアイサイト

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル
スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル全 7 枚

SUBARU(スバル)の米国部門のスバルオブアメリカは12月3日、『クロストレック』(Subaru Crosstrek、日本名:『XV』に相当)のプラグインハイブリッド車(PHV)、『クロストレック ハイブリッド』の2021年モデルを今冬、米国市場で発売すると発表した。

EVモードは最大27km

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデルスバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル

クロストレック ハイブリッドは、スバル初のPHVだ。水平対向エンジン、リニアトロニック(電気式CVT)、モーター、シンメトリカルAWDを組み合わせたPHVシステム、「スバル・スタードライブ・テクノロジー」を搭載する。

クロストレック ハイブリッドでは、直噴2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンに2つのモーターを組み合わせた。これにより、ガソリン車同様の低重心かつシンメトリカルなシステムを実現している。

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデルスバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル

クロストレック ハイブリッドには、リチウムイオンバッテリーを搭載する。EVモードは、日常の短距離移動をまかなう最大27kmとした。この効果もあって、米国EPA(環境保護局)の認定予想燃費性能は、90 MPGeを実現する見通しだ。

新デザインのグリルとバンパー

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデルスバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル

2021年モデルでは、新設計されたフロントバンパーとフォグライトトリムを採用した。ブルーのアクセントが効いたシルバーのメタリックウィングが特長の六角形グリルもアップデートを受けた。サスペンションは再チューンされ、乗り心地、ハンドリング、ステアリングレスポンスを向上させるために、スプリングとダンパーが最適化されている。

薄型のルーフレールと、マシーン仕上げのブラック塗装の専用18インチアルミホイールも標準装備された。 後席は、60対40の分割可倒式で、キャンプ用品や荷物を積む充分なスペースを備えている。

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデルスバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル

「X-MODE」と「ヒルディセントコントロール」を採用しており、滑りやすい路面やオフロードでのパフォーマンスを向上させた。最低地上高は220mmとしている。

スターリンク・マルチメディア・プラス

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデルスバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル

2021年モデルでは、PHVならではの表示コンテンツや、専用機能追加により強化されたテレマティクスシステムによって、利便性や快適性を追求している。

Apple「Car Play」とグーグル「Android Auto」を搭載した8.0インチの「スターリンク・マルチメディア・プラス」システムを標準装備する。プッシュボタンスタートによるキーレスアクセス、タイヤ空気圧監視システム、後席のデュアルUSBポートも導入した。レザーステアリングホイールには、オーディオ、Bluetooth、「SIドライブ」のコントロールスイッチを装備する。

スバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデルスバル・クロストレック・ハイブリッド の2021年モデル

メーターパネルには、4.2インチのカラーLCDディスプレイと、モーターの出力や回生状態を示すパワーメーターを採用する。センタースタックの上に位置するマルチファンクションディスプレイには、ドライブモードや充電状況など、ハイブリッド専用表示が追加される。

PHV専用のコネクトサービス

クロストレック ハイブリッド専用の「スバル・スターリンク・コネクテッド・サービス」も採用する。このサービスを利用すれば、車両に乗り込む前にスマートフォンから予め空調を稼働させ、乗車直後から快適な空間を実現することが可能だ。スマートフォンから遠隔で充電設定も変更できる。

また、SOS緊急アシスト、自動衝突通知など、「スバル・スターリンク・セーフティ&セキュリティ・プラス・パッケージ」を設定する。メンテナンス通知、毎月の車両診断レポートと診断アラート、車両回収サービス、車両セキュリティアラーム通知、リモートロック/アンロック、リモートホーン&ライト、車両位置情報サービスを導入した。

最新のアイサイト

先進運転支援システム(ADAS)の「アイサイト」の最新版を標準装備する。プリクラッシュブレーキは、衝突の危険がある場合、ドライバーに注意を喚起し、ドライバーが回避操作を行わない場合、ブレーキ制御を行い、自動的に車両を減速または停止させる。

アダプティブクルーズコントロール、レーン逸脱&ふらつき警報、レーンキープアシストも導入する。ドライバーアシストインジケーターはメーターの上部に配置され、アイサイトの状態やその他の警告を見やすく表示する。後退時自動ブレーキシステムは、後退中に障害物が検出された場合、車両に自動的なブレーキをかける。ステアリング連動ヘッドランプも標準装備される。

LEDハイビームアシストは対向車に配慮しながら、ハイビームを最大限に使用できるようにドライバーを支援する。レーンチェンジアシストとクロストラフィックアラートでは、ドライバーの死角に入った車両を検知し、警告を行う。さらに、歩行者警報システムが装備されており、EVモードで32km/h以下の低速走行時、歩行者に車両の接近を音で知らせることができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 【トヨタ GRカローラ 新型試乗】「GRヤリス」とはスタンスが明確に違う理由…河村康彦
  2. 『N-BOXカスタム』用パーツが一挙発売、ブリッツからエアクリーナーシリーズ4種類・5製品が発売
  3. [音響機材・チョイスの勘どころ]サブウーファー「小型・薄型モデル」の選択のキモは、“サイズ”と“音”と“価格”!
  4. アルピナ『B3』が2度目のフェイスリフトへ! リムジン&ツーリングをWスクープ
  5. ランボルギーニ、新型車を間もなく発表へ…電動『ウルス』の可能性も
  6. トヨタ『スターレット』復活! 2026年デビューか?
  7. アントレックスが折りたたみ電動スクーター『MK114』発売へ、軽自動車にも積載可能
  8. トヨタ『ハリアー』が今夏ビッグマイチェン!? 「ハンマーヘッド」デザイン採用か
  9. 三菱『エクリプス クロスPHEV』は、新しい毎日に踏み出せる「今の時代、最強の1台」だPR
  10. 走行距離10万kmは通過点! 42.195万kmをめざせ
ランキングをもっと見る