モビリティの状況が激変する中でプジョー 208…森口将之【日本カーオブザイヤー2020-2021】

インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはプジョー208/e-208
インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはプジョー208/e-208全 11 枚

“今年を代表する1台”を決める日本カーオブザイヤー。今年度の「第41回 2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー」で選ばれたのは、スバル『レヴォーグ』となった(12月7日)。インポート・カー・オブ・ザ・イヤーはプジョー『208/e-208』だった。

日本カー・オブ・ザ・イヤーは昨年の11月1日から今年の10月31日までに国内で販売された車種を対象に、選考委員の投票によって決定する。60名の委員がそれぞれ25点の持ち点を10車種(10ベスト)のうち5車種に配点し、それらのうち最も高く評価する車種に対して必ず10点を与える。また、10点を与える車種は1車種とする。

輸入車の中で最多得票の車にはインポート・カー・オブ・ザ・イヤーが送られる。輸入車・国産車を通じて輸入車が最多得票だった場合には、そのまま大賞となる。

審査委員の森口氏は、プジョー『208/e-208』に10点満点を投じた。以下は日本カー・オブ・ザ・イヤー公式HPに掲載された氏のコメントだ。

☆☆☆

モビリティを取り巻く状況が激変しつつある中で、日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考対象となる市販乗用車においても、人々が求める要素は変わりつつあると感じている。

さまざまなモビリティサービスが登場しつつある中で人々が購入し、所有し、運転する価値のある乗用車は何か。何よりも多くの人にとって手が届く価格であり、その枠内で魅力的なデザインやメカニズムを持っているか、社会的・文化的に見て価値があるか、自分の手足を使って操縦し移動することに喜びを感じるかが大切になると考える。どんなに魅力があっても1000万円を超えるような価格では対象外となるし、走りの楽しさはパワーやスピード、レースやラリーの成績で左右されるものではない。

その点で今回10ベストカーに選ばれた対象の中では、プジョー208が突出していると思った。フランス生まれらしいデザインの素晴らしさと運転の楽しさを備え、エンジン車だけでなくEVも用意し、価格はリーズナブルであることを評価した。

☆☆☆

森口氏の全投票点数(掲載はノミネート番号順)
トヨタ・ヤリス/ヤリスクロス/GRヤリス:5点
ホンダ:フィット:6点
マツダMX-30:2点
ランドローバー・ディフェンダー:2点
プジョー208/ e-208:10点

各賞
●日本カー・オブ・ザ・イヤー:スバル・レヴォーグ
●インポート・カー・オブ・ザ・イヤー:プジョー208/ e-208
●デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー:マツダMX-30
●テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー:アウディ e-tronスポーツバック
●パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー:BMWアルピナB3
●K CAR オブ・ザ・イヤー(軽自動車):日産ルークス、三菱eKクロススペース、eKスペース

《出典:日本カー・オブ・ザ・イヤーHP》

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