BMW、アマゾンと戦略的提携…クラウドベースのITを共同開発

BMWグループとアマゾンウェブサービスが共同開発するクラウドベースのITのイメージ
BMWグループとアマゾンウェブサービスが共同開発するクラウドベースのITのイメージ全 1 枚

BMWグループ(BMW Group)は12月8日、「アマゾンウェブサービス(AWS)」と戦略的提携を結ぶと発表した。

戦略的提携の狙いは、データと分析を意思決定の中心に置くことにより、BMWグループのイノベーションのペースをさらに加速することにある。BMWグループとアマゾンウェブサービスの強みを組み合わせて、車両開発からアフターサービスまで、すべてのプロセスにわたって効率、パフォーマンス、持続可能性を向上させるクラウドベースのITとソフトウェアソリューションを共同開発する。

BMWグループは幅広いコラボレーションの一環として、世界100か国以上の事業部門のデータを、AWSに移行する。対象になるのは、販売、生産、メンテナンスなどのデータベースを持つBMWグループの中央ITシステムだ。これにより、データ分析をよりスピーディに行い新しい顧客体験の開発を速めていく。

さらに両社は、BMWグループのグローバルな従業員がデータをより有効活用できるように、最新のAWSテクノロジーによって、最大5000人のソフトウェアエンジニアをトレーニングできるよう投資を行う。

BMWグループは、AWSの導入により、世界中のさまざまな新車とオプションの需要を、より正確に予測できるようにする。また、AWSを使用することで、BMWグループは車両データを分析して部品の消耗を予測し、顧客にメンテナンスを推奨したり、製造プロセスの潜在的な問題についてサプライヤーに通知して、品質を向上させたりすることができる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る